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2005年10月

2005/10/29

伝説のチャーハン

昨日,ひさびさに研究室の近くの定食屋に行った。
全メニューがあり得ない量で出てくる(しかしまずい)いかにも学生
向けな定食屋(一応,中華料理屋を名乗っている)である。
意外とメニューが多いので,けっこう未開の料理がたくさん残っている。
チャーハンを頼むと(まずい)チャーハンがハンドボールくらいの大きさの
半球状に盛られて出てくる。
これでもかなり多いのだが,昨日は勇気ある友人が大盛りチャーハンを
注文してしまった。
この店の料理の量を表現する尺度としてしばしば用いられるこの「大盛り
チャーハン」だが,実はまだ見たことがなかった。
こんな感じ。
NEC_0285
一応,スケールとして携帯電話を並べてある。
携帯電話のカメラで撮影したのでうまく大きさを表現できなかったが,実際
はこの写真よりも大きく見える。
注文したこうでぃん氏から一言。

「これが胃の中に入るとは思えない」

正論。
いわゆる「別腹」というのは実在するという話を聞いたことがある。
胃が満杯の状態でさらに食べようとすると,胃の中のものが腸に送り出され
るらしい。食べ過ぎて腹をこわす原因の一つかも。
チャーハンを半分ほど食べた段階で「もう食欲は満たされた」宣言が出された。
大変なのはここからである。
後は自分の誇りをかけて,ただひたすら食べ続けるのである。
もはや「食の楽しみ」などという概念は存在しない。
ひたすら,己との戦い。
そこにチャーハンがあるから。

と,大げさなことを書くまでもなく,意外とあっさり完食してしまった。
大盛りチャーハンに夢中になって自分の「ウインナー炒め定食」の写真を撮り
忘れたが,こちらもかなりのボリューム(8割は,もやし)だった。
しかもなぜかいつもよりご飯が多かった(そもそもの盛り付けが「まんが日本
昔話」スタイルだけど)。
このウインナーがまたまずい!ほとんどもやし炒めだし。
これを大量に食べ続けるのもまた自分との戦いである。
こんなにまずいのにきっとまた来てしまうんだろうな。
未発掘のメニューはまだまだ残っている。

ちなみに帰り道のこうでぃん氏は様子がおかしかった(いつも不審だけど)。
質問に対して非常にいい加減な(もともとかなりいい加減だが)返事をして
いた。明らかに脳を使っていない。
ひざをたたくと勝手に足が跳ね上がる「反射」と呼ばれる現象があるが,
まさにそれと同じ。
耳から入った信号が脳を経由せずに直接,口を動かしている様子。
脳はパソコンでいうとスタンバイ状態になっているようだ。
おそらく大量のチャーハンを処理するため血流の大半が胃腸に集中して,
脳に血液が届いていないのであろう。
そんな状態で脳を使うのはかなり大変な作業(パソコンでいうとファンがフル
回転するくらい)だろうから防衛策としてスタンバイ状態になったに違いない。
大盛りチャーハン恐るべし。

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2005/10/28

国際デビュー

来週,神戸で開催されるマニアックな国際学会で発表する。
この分野では著名な海外の研究者たちも多数やってくる。
論文で名前を見たことしかないような憧れの研究者たちである。
彼らの多くはすでにかなりの高齢で,彼らが一同に集まるのは
これが最後になるかもしれないという悪い冗談がまことしやかに
ささやかれている。
若手にとっては最初で最後のチャンス?!

ポスター発表なのだが,去年この研究を始めて以来,何度も学会
で発表しているのでもうテンプレートは出来上がっている。
今回は国際会議ということで今月初めの学会で使ったポスターを
英訳しただけである。
ポスターの形式は人それぞれで,ちゃんと一枚の大きな紙に印刷
してくる人もいるが,これは金がかかるし持ち運びが面倒。
A4の紙にプリントしたものを並べるだけのケースもけっこう多い。
それでは味気ない,という人は台紙に貼ってみたり。
CRW_6186
この写真は今月初めの学会で友人に撮影してもらったもので,まあ
だいたいこんな感じのポスターが会場にずらりと並ぶ。
ちなみに普通,会場内は撮影禁止なのだが多くの人が終了後に
このように記念撮影をしている。
まあ他人のポスターを撮影して何かに使おうというような悪意のある
行為ではないので黙認されているのである。

ポスターには人それぞれのスタイルがあると書いたが,うちの研究室
の先輩・アルパカ氏も今,ポスターのレイアウトで構想を練っている。
彼は博士課程進学を機にここの研究室に移ってきて,今の研究を始めて
からは初の学会発表である。
およそ二年ぶりの発表に興奮しているようだ。
まだあまり結果が多くなくて,ポスターの量が少ないことを気にしている
ようだ。変なことを気にする人である。
無理矢理,量を増やそうとがんばっているらしい。
いっそのことA4サイズ一枚だけにしようかというバカなことも言っていた。
うん,これは絶対に目立つ。
ぜひ一枚だけで発表してもらいたい。潔い。
ワトソンとクリックだってたった2ページの論文でセンセーションを起こした
じゃないですか,とそそのかしてみると,「それだけの内容があるときに
やってみる」とあきらめてしまった。残念。

大物と話す機会があるかどうか不安だが,せっかくの機会なのでぜひとも
会話してみたいものだ。
彼らの注目を集めるポスターに仕上げれば聞きにきてくれるかも?!
今,一番迷ってるのは最終日のディナークルーズへの参加。
楽しそうだけど8000円は痛い。。。

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2005/10/27

心の友よ!

人は皆,一人では生きてはいけないなどとよく言うが,まさにその通り。
このところ機運が下降気味なのでそのことを痛烈に実感している。
「その程度のことを挫折と呼ぶな,情けない」と叱咤してくれる鬼嫁候補
がいる。彼女,自分には激甘なくせに人にはいつも超辛口である。
おまえのためだ,と言いながらも自分がストレス発散しているだけでは?
と思わせるスパルタ教育なのだが,まあそれなりに気はまぎれる。

遠くアメリカから気にかけてくれる友人もいる。
彼女の場合は激励がメイン。二人合わせて叱咤激励。
境遇や目指すべき道が似ているので体験談を交えながらいつも心強い
アドバイスをくれる。

となりの研究室の友人とうちの研究室の後輩の凸凹コンビもなかなか
頼りになる。彼らはけっこう相性がいいのか,いつも常人にはついて
いけない領域で意気投合している。
彼らの場合,よき相談相手というよりも,だらだらとしゃべってストレス
発散するのによい仲間である。
今日もいっしょに夕食を食べに行っていつもどおり無意味でくだらない
話で盛り上がった。内容は全く覚えてないほどくだらない。
でも,そんな時間がとても好きである。

ときどきブログ上でキレているのを読んで「最近いらいらしてんじゃない
かと思って,思わず電話しちゃいました。」と突然,用もないのに電話
してくる後輩もいる。
「余計な世話だ!」と怒りつつもけっこう嬉しかったりする。
まあ彼の場合はホッケーにあまりに夢中なのでひさびさに会うと誰もが
「ちゃんと実験してる?」と聞くくらい,他人の心配している場合じゃない
のも事実である。

ああ,オチが思いつかない。
今,必要なのはうまいオチを考えてくれる友人か。

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2005/10/26

下落

最近多忙である。
去年も引き受けたのだが,某大学でTA(学生実習の指導)のバイトを
やっている。
ちなみに来週から神戸で国際会議。
発表準備(もちろん英語)をしなければならないので非常に急がしい。

この忙しい時に不幸の手紙が届いた。
来年から学生を続けながら給料をもらうための手続きをある機関に申請
したのだが,不採用の通知だった。
面接を受けられず,書類審査で落ちたのである。
五月頃に提出して,その後の研究の進展具合から申請書類に書いた
研究内容に不備があることが分かったりして何となく落ちる気はしていた
のだが,それでももし面接までたどり着けば挽回できる自信はあった。
筆記試験なら絶対に受かる自信はあるのだが,この手の審査というのは
結局のところ審査員の主観で決まるのでどんなに申請者が優れていたと
しても審査員がその研究を面白いと思わなければ受からない。
研究室のボスの政治力が大きな影響力を持っているという悪い噂も聞く。
そもそも申請から結果の通知まで半年も待たされることについて誰もが
不満を持っているはず。
などと不満を並べてもしょうがないか。

このところ,気分が下降気味。
研究面で将来のことをいろいろと悩むことがよくあるのだが,そこにさらに
追い討ちをかけるように今回の不採用の通知が届いたのである。
悪いことは続くもので,ひさびさの挫折感を味わった。
落ち込んでいない,と言えばウソになるが,落ちこむよりもむしろ腹が立つ
気持ちのほうが大きい。
自分の才能に気づかない審査員たちは腐っているのだという,ほとんど
八つ当たりのような苛立ちである。いわゆる逆ギレ。
でもまあ今までの自分を支えてきたのもこの「逆恨み」パワーである。
今の自分がここにあるのは反骨心のおかげ。
逆境に陥ると,落胆などのネガティブな感情を怒りに変換してポジティブな
行動のエネルギー源としてきた。
とりあえず今は,やり場のない怒りではらわたが煮えくり返っているので
これまでの経験上,研究に打ち込めそうな予感。
何も学会直前に通知しなくてもいいだろう,という気もしていたのだが,
開き直って,もうこれ以上は落ちないだろうという気もしてきた。
このところの機運の悪さはいわゆるスランプで,多分何をやっても良くは
ならない。ある日突然,上向くものである。
来週からの国際学会で何かいいことでもあるだろうか。
海外からも著名な研究者がたくさんやってくるので,いい出会いがあるかも
しれない。少なくとも何かしら得るものはあるだろう。
上昇気流に乗れるだろうか。

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2005/10/24

沈黙の断崖

昨日,谷川岳に行ってきた。
と言っても登ったわけではなく,谷川岳を見上げるハイキングコースを
歩いてきた。
本当は登りたかったのだが,時間的に前日一泊するか当日の早朝に
新幹線で行くかしなければちょっときつい。
経済的な理由から日帰りで,しかも鈍行で,となると山頂を目指すのは
素人には危険だろうということで妥協したのである。
広く参加者を募ったものの結局来たのは隣の研究室の友人,こうでぃん
氏と向かいの研究室の先輩,ももちゃんだけ。
うちの研究室の後輩,しろっぺは風邪でダウンして不参加。

朝帰りの連中でごった返して酒臭い山手線でいらいらしながら早朝に
東京を出発した。
午前十時ごろに谷川岳のふもとの土合駅に着いた。
鉄道マニアには有名な駅らしく,なんとホームから改札口まで徒歩10分
の階段を登らなければならない。400段以上。
正直,今回の日程で一番過酷だった,とはももちゃんの弁。
CRW_6321
ハイキングコース,往路は「旧道」と呼ばれる,平日は車も通れるように
舗装された道(土日は歩行者専用)を通った。
さすがにちょっと物足りない。散歩道といった感じ。
復路はその下の川沿いにある「新道」と呼ばれる道を通ったのだが,
こちらはいかにも山道という感じでなかなか楽しかった。
旧道と新道を連絡する険しい山道もなかなかシビアで,「山に来た」と
ようやく実感することができたのである。
中高年ハイカーであふれ返っていた旧道とは対照的にこちらはほとんど
人気がなくて不安になった。
一応目印としてところどころ,岩に矢印が描かれているのだが,その
ほとんどが登る人側に描かれていて,我々下る人々には非常に発見
しづらい。
下りる人用にも矢印を描いておいておこうかと思ったが,翌日の朝刊に
大学院生,谷川岳で落書き騒動
問われる学生のモラル

などと書かれたら大変なのでやめておいた。

肝心の核心部分を書き忘れた。
ハイキングの目的地,一ノ倉沢の絶壁はなかなかの迫力だった。
日本三大岸壁だかなんだかのひとつでロッククライミングの名所らしい。
天気が悪かったのが残念。
「雪,紅葉,緑」の「三段染め」でも有名である。
頂上は標高2000m弱。
ここまで来たのだから登らなければ,と言うことで(気持ちだけは)登って
きた。
CRW_6359
ちなみにタイトルは(いつもながら?)本文とは全く関係なく,セガール映画
にそんなのがあったような気がしたので書いてみただけ。

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2005/10/21

魚河岸

今朝,ボスの車で築地市場に行ってきた。
今夜のサンマ祭りのためにサンマを仕入れに行ったのだ。
われわれの研究室がある三号館という建物の交流イベントである。
表向きには隣のマリオ先生の主催ということになっているが,実は黒幕は
僕である。
一ヶ月ほど前,恒例の(?)研究室の飲み会をやりたくて,しかし学会等で
忙しかったのでマリオ研の後輩に企画をお願いしたのが事の発端。
いつもどおりうちの研究室とマリオ研でいっしょに三号館の屋上でサンマ祭り
をやろうと言っていたのだが,気がついたらマリオ先生の提案で三号館交流
飲み会に発展していた。
自分が黒幕なのに,もはやこの企画はすっかり自分の手を離れてしまって
もう何が何だかあずかり知らぬ状況。
とにかく最低50人は来るらしくサンマも100匹くらいは用意したいということ。
そこで築地にまとめ買いに行くことになったのである。

別に競りに参加するわけでもないので,割りとゆったり9時くらいに着いた。
血の気の多い市場内をうろうろしながらまあなんとかサンマをゲット。
先輩のアルパカ氏の提案で台車を持っていったのは正解だった。
しかし本当に海の猛者たちがあふれかえっている場所で,血の気が多い。
テレビで見たことがある,市場専用の不思議な乗り物で皆移動しているのだが
うかうか歩いているとひかれてしまいそうである。
しかもこの不思議な乗り物,市場周辺の公道を我が物顔で走っていて,その
姿はなかなか滑稽である。
一応ナンバープレートはついていて,ウインカーはないので曲がるときは手で
合図を出していた。
道交法上はトラクターなどと同じ,いわゆる「小型特殊」に分類されるのだろうか。
CRW_6308
ある店では血の気の多い店主と一触即発の危機に陥った。
反対側に横切ろうと通路らしきところを歩いていると横から怒号が飛んできた。
「おい!店の中は通路じゃねえんだよ!」
明らかに危険な口調である。やばい。
しかし無視。
いや,気づいてないふりをしたのである。
もし彼の声に耳を傾けるようなことをすれば本当につかみかかってきそうな勢い
の剣幕だったのである。
「すみません」とか言って解決しそうな雰囲気ではなかった。
目を合わせたら殺られる。
必死に無視(気づかないふり)をして何とかやり過ごした。
さすがに追いかけてきてまでは怒られなかった。

恐ろしいところではあるが,なかなか楽しかった。
最後に朝食なのか昼食なのかよくわからないが市場の外れの食堂で食べた
マグロ丼はなかなかうまかった。
仕入れたサンマはさすがに新鮮でうまそう。
ああ,しかしあの屋上に50人以上も入るのかな。。。
床(屋根?)が抜けるのでは??
CRW_6301

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2005/10/20

隣は何をする人ぞ

今朝,東京は快晴。
ひさびさに太陽を見た気がする。
ここ数日全国的に晴天が続いているのになぜか関東だけピンポイントで長雨
続きだった。
昨日ニュースを見ていると「秋雨明け」が発表されたらしい。
「梅雨明け」ってのはけっこう大きなニュースになるけど「秋雨明け」なんてのは
初めて聞いた気がする。
長雨と言うととかく梅雨を連想しがちであるが,実際のところ秋にも梅雨と同じ
気圧配置が形成されるので,暑くないだけで事実上梅雨と同じなのである。
日本の気候はほとんど熱帯性で,梅雨から秋にかけての長い雨季の間に
ぽっかりと晴れ間の続く夏が入り込んでいるのだ,と言っている人の話を
聞いたことがある。なかなかおもしろい発想だ。

秋といえば「~の秋」と,あれこれ活動的になる季節でもある。
個人的には食欲の秋かな。
去年うちの研究室にいた後輩は間違いなくスポーツの秋だろう。
まあ彼は秋に限らず年中ホッケーに夢中。
今年からは別のキャンパスにある研究室に移籍したはずなのに毎週ホッケー
のためにこちらのキャンパスに来ていて,よく見かける。

友人の一人は最近映画にはまっている。
映画館に行ったりビデオ(DVD?)を借りたり。
しかもコーヒーにもはまっているということで,話題を共有できそうだ。
美術館に行ったりもしていて,どうやら文化人へと変貌を遂げつつあるようだ。
彼に触発されたのか,ある後輩が昨日,この近辺に大きな本屋はないかと
聞いてきた。
読書の秋だから文庫本でも買って読みたいらしい。
彼は渋谷でよく遊んでいるのに渋谷のブックファーストを知らないことにとても
驚いた。よほど文化的な生活からかけ離れていたのだろう。
渋谷では基本的にゲームセンターばかり行っているらしいから。
しかし文庫本なんて大きな本屋に行かなくても大学生協でも売ってるだろう,
と言ったら「大きな本屋のほうが気分が盛り上がりますから」というようなことを
言っていた。こいつ,形から入るタイプだな。自分と同じ匂いがする。

さて,人の心配はいいとして自分は何をしよう。
天気もいいしやはり写真撮影か?
いやいや,とんでもない。
10日後には神戸で国際会議が控えている。
あれだけ騒いでおきながら,なんと口頭発表はリジェクト(却下)されてしまった
ので,ポスター発表だけになってしまった。
残念なのが半分,肩の荷が下りて楽になったのが半分。
しかしまだまだ気は抜けない。
ポスター発表だってもちろん英語。準備をがんばらねば。
秋深し,自分は研究する人ぞ。

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2005/10/19

沈黙のブルース

今朝,テレビにスティーブン・セガールが生出演していた。
噂には聞いていたが日本語ぺらぺら。
しかしテンションがあまりに低いので「ぺらぺら」という表現がなんとも
似つかわしくない。中途半端な関西弁だし。
東京が舞台で,セガールが日本語(関西弁)をしゃべる映画がどうやら
公開されるらしく,そのプロモーションのための出演のようだ。
しかし本人はもっとプロモートしたいものがある様子。
なんとセガールのCDが今日発売らしい!
しかもブルースでスティービー・ワンダーなどの大物と共演しているのだ
とか。
ちらっと流れた映像ではセガールがフェンダーのギターを弾きながら
歌っていた。渋い。
しかし肝心の歌が,まわりの出演者のおしゃべりがうるさくてほとんど
聞こえなかった。けど,あまりうまい印象は受けなかった。
まあ,そんなもの。

フリが長くなったけど,こないだ買ったボンジョビのCDの話。
ニューアルバム,聞けば聞くほど出来が悪い。
ドライブしながら聞き流す分にはちょうどいいが,じっくり聴きこむような
アルバムではない。
彼らの音楽にはもともとそういう傾向が強いのだが,今回のアルバムは
メロディーや歌詞の使いまわしが目立つ。
今回のタイトル曲「Have a nice day」と前回の先行シングル(だったと思う)
「Everyday」なんてほとんど同じ曲である。
他にも新曲なのにどこかで聞いたことあるような気がすることが。。。
前回のアルバムとまとめて一枚,みたいな感じ。
ここからは読むの大変だしちょっとマニアックなので興味ない方は一気に
最後の段落まですっ飛ばしてください。

彼らの全盛期は80年代。
90年代に入ってベストアルバムを出したあたりが絶頂だろうか。
何しろ当時のアルバムは1500万枚(くらいだったと思う)売り上げてしまう
ぐらいの人気ぶりだから。
日本国内のアーティストだと確か500万枚くらいが最高記録であることを
考えればその凄さは実感できる。
しかしそのベストアルバムの次に出したオリジナルアルバムがこれまた
最低の仕上がりで,彼ら自身もおそらくそれは感じているのだろう,ライブ
ではそのアルバムからの曲はほとんど演奏されない。
しかもその後バンド活動を休止。
ここまでをとりあえず第一期とすると,第二期は休止宣言から5年後,2000
年の活動再開から現在に至るまでということになる。
この第二期の始まりはちょうど僕が大学に入った年で,その頃はこの復活
アルバム(「CRUSH」)はあまりいいとは思わなかった。
やはり黄金期とはかなり雰囲気が違うのでがっかりだった。
だからこのアルバムはほとんど聞くことはなかったのである。
今回,ニューアルバムを買ったのがきっかけでほこりをかぶった「CRUSH」を
数年ぶりに引っ張り出して聞いてみたのだが,これがまたいい!
80年代にくらべれば雰囲気はがらりと変わっているが,これはこれでいい。
どうやらこの5年間に僕の趣向も大きく変わってしまったようだ。
むしろ80年代のアルバムよりも好きかも。

しかし復活以降は回を重ねるごとに質が悪くなっている気が。。。
90年代に最低のアルバムを出してバンドが休止に追い込まれたように,今回
もまた休止になるのでは??いや,でも今回は彼ら自身は満足してそう。
とにかく「使いまわし」を何とかしてもらいたい。
以前にも言ったが,ギターのリッチー・サンボラがトーキングモジュレーターを
乱用しているのが不満でしょうがない。
かつて「Livin' on a prayer」で,彼は周囲の反対を押し切って強引にトーキング
モジュレーターを使ったところこの曲は彼らの黄金期を作り上げる大ヒット曲に
なったという伝説的なエピソードがある。
そして休止後の復活第一弾シングル「It's my life」で再びトーキング・モジュレーター
を使用。もともとのファンからしてみればかなり印象的であった。
この曲には,「Livin' on a prayer」の歌詞に出てくるトミーとジーナもちゃっかり登場
している(ちなみにフランキーってのも出てきて誰だ?と思ったらフランク・シナトラの
ことらしい。それで「My way」なのか。ボーカルのジョンが彼と同じイタリア系移民の
子孫だからという理由もあるのだとか。)。
そこまではいいのだが復活後第二弾の「Bounce」や今回の「Have~」では使いすぎ。
もうちょっと慎重に使ってくれなきゃ印象的でなくなり,マンネリ化してしまっている。

ところで90年代にベストアルバムを出したあたりにベースのアレック・ジョン・サッチが
脱退してしまった(噂ではバイク屋を営んでいるらしい)。
それ以降,ヒュー・マクドナルドというのがサポートで演奏しているのだが,ライブでは
もう正規メンバーとほとんど同じ扱いである。
アルバムのジャケットにもちゃんとメンバーといっしょに名前が並んでいるのだが,
正規メンバーではないので写真は一切載っていない。
なんだかかわいそうである。
ステージでも心なしか哀愁漂う。
彼に反感を持つファンはそんなにいないだろうし,すでにそれだけの扱いをしているので
あれば正式にメンバーに加えてあげれば??

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2005/10/18

猿軍団

昨日のプロ野球・プレーオフはなかなか見ごたえのある試合だった。
まあこれに関する記事はブログ界に氾濫してるだろうから書くつもりは
全くないんだけど。

金曜日に風邪で体調が悪かったので早めに家に帰って,今朝(火曜日)
まで研究室に来なかった(土曜の昼に忘れ物を取りに来たのだけれど
誰にも会わなかった)。
ひさびさに研究室のメンバーに会うと,どうやら風邪で休んでいた説が
まことしやかにささやかれていたようだ。
実際は日光の温泉に日曜から一泊していた。
愛しのはづきさんとともに。
土曜に丸一日寝たおかげで風邪はほとんど治っていて,風邪なのか
寝すぎなのか原因がよくわからない倦怠感が残っていたのも滝の
マイナスイオン(?)と温泉ですっかり回復。
Kegon
雨が降ったり止んだりのあいにくの天気だったのだが,もともと雨が多い
所だし,多少霧がかかったほうが風情があってよかったりもするので,
まあいいか。

日光と言えば東照宮!なのだが,最近は猿も悪い意味で有名である。
日光に行くとそこら中に猿がいるのかと思って写真を撮ろうと楽しみにして
いたのだが,天気のせいなのか時期的なものなのか,ちっともいない。
中禅寺湖付近の展望台に向かう山道で一匹だけ,ガードレールの上で
ぼーっとしているやる気のない猿を見つけて我々は大はしゃぎだったのだが
何しろカーブばかりの山道なので危なくて車を止められないから残念ながら
写真は撮れなかった。
ちなみに山の上の展望台は雲の中。
霧の向こうにかすかに中禅寺湖と男体山が見える程度でこれまた残念。

で,本命の(案外,猿のほうが本命だったかも)東照宮を含むいわゆる,
日光山内の二社一寺を巡ったのだが,これが予想外に広くて疲れた。
阿行像と吽行像でお馴染みの金剛力士像を含む彫刻が,ここでは何の仕切り
もなく見ることができてよかった。
たいてい,こういう像は鳥よけなのか何なのだか写真家泣かせのネットで仕切
られているのだが。
ちなみに以前後輩に聞いた仁王トリビアによると「阿(ア)」は字音の初め,「吽
(ウン=ン)」は字音の終わりで,「阿吽」とは万物の初めと終わりを象徴するの
だとか。ふーん。
東照宮で有名なもののひとつにいわゆる「三猿」がある(「さんざる」だと思って
いたが,どうやら「さんえん」と読むらしい)。
San-en
実はこの三猿は猿の一生を人の一生になぞらえた一連のレリーフの中の一部
である(多分)。
で,確か「三猿」は子供を表していて「子供のころは○○を見ざる,言わざる,
聞かざる」だとか何だとか(肝心の○○の部分を忘れた)。
相変わらずいい加減な記憶だ。
ぜひともこの猿とはづきさんをいっしょに撮ろうといういたずら心を抑えきれないで
いると,「余計なことしなくていいから」と先手を打たれてしまった。
最近よく先の行動を見透かされてしまう。
まさに阿吽の呼吸?

旅館の夕食は日光と何の関係があるのかオイルフォンデュがメインだったのだが
けっこううまくてボリュームもあった。
夕食前に温泉に入ったときに体重を量ったのだが(なぜだか脱衣所に体重計が
置いてあるとついつい量ってしまいません?)翌朝,朝食前に温泉に入ったときに
量るとなんと2kgも増えていた!
その間に食ったのは夕食と売店でついつい買ってしまったアイスだけ。恐ろしい。

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2005/10/15

体調不良

また風邪を引いた。
一年ほど前からの風邪のひきやすさはちょっと異常だ。
子供の頃は冬でも半ズボンで外を遊びまわっていて,それでも(むしろ
そのおかげで?)風邪をひくことなどほとんどなかった。
小学校六年間で休んだのは三日だけ。
大学に入ってから風邪をひきやすくなった気がする。
年々体力が衰えているようだ。
特に東京に来てからの衰えが激しい。
運動不足がたたっている気がする。
ごく稀に研究室の人々とバドミントンやキャチボールをすることはあるの
だが(それもここ半年ほどやってない)その程度ではやはり運動量が
少なすぎる。
通学コースを変えて遠回りして研究室まで通おうか。
雨の日以外は基本的に自転車で通っているのだが,もちろん最短の
道順を通っている(通常は遠回りする理由などないだろう)。
それを遠回りすることによって毎朝通学がてらサイクリングをしようという
単純なアイデア。
たいした運動量にはならないだろうが毎朝続ければ衰えを食い止める
くらいの効果は期待できるかもしれない。
とりあえず今は寝て回復をまとう。
と言っても今回は発症に気づいたのが早くてすぐに寝たのであまりひどい
状況に陥ることなく快方に向かっている。
それより寝すぎで首や腰が痛い。。。

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2005/10/14

理不尽

後輩たちの食事マナーがなっとらん!と先日指摘したばかりだが,
またしても後輩の態度に憤慨してしまった。
今は社会人として働いている研究室の後輩がいるのだが,卒業したら
もう他人というのはあんまりなので研究室の飲み会などのイベントのとき
にはメールで声をかけるようにしている。
今日,飲み会を企画していていつも通りメールを送った。
しかし彼女は(他の後輩もそうだが)非常にメールの返信率が悪い。
いつも一度目のメールは必ず無視され,こちらから来るのかどうなのか
教えてくれと再度問い合わせなければ返事がない。
当日のキャンセルだって連絡がないので心配してこちらから問い合わせると
「仕事が長引いて」などといわゆるドタキャンだったりする。
いつもそんな状況なので,今回は余裕を持って二週間くらい前に連絡した。
案の定,返事はなかった。
その間に実は予定が変更して今日あるはずだった飲み会は来週に延期
されたのだが,そのことを彼女に連絡するのを忘れていた。
いや,本当は一瞬「連絡しとかなきゃ」と思ったのだがどうせ無視されるし
来ないんだろうからいいや,と半ば意図的に放置したのである。

昨夜彼女からメールが届いていた。
体調が悪く早く寝ていたので気づいたのは今朝。
「仕事の後に顔を出します」という内容。
そこで予定変更の連絡を忘れていたことを思い出し,その旨を伝えた。
直後に「仕事の予定を調整してデートの予定も無理してあけてもらった。
もっと早く連絡してほしい」という内容のメールが届いた。
文体は丁寧だが明らかに嫌悪感が伝わるメールだった。

ちょっと待てよ,と怒りを覚えずにはいられなかった。
今まで二週間,何の連絡もよこさずに突然その態度は何なんだ。
実はその間,別件でメールのやり取りがあったのだがそのときには何も
言ってなかった。来るとも来ないとも。
あまりしつこく誘うのは悪いと思ってこちらからは何も言わなかったのだが。
前にも何の返事もないことがあってそのときには何で無視するんだと聞いた
のだが,「無視したわけではなく,行けるかどうか予定がわからなかったので」
との言い訳。
悪気があろうとなかろうと返事をよこさない状態を「無視する」と言うんだよ。
そこは認めろよ!という心境である。
そして予定がわからないのであればその旨を伝えろ。
お前の会社では態度保留の時にはとりあえず無視しろと教育されてるのか?

確かに仕事が忙しかったり予定が流動的だったりして誘いに即答できない
ということもあるのだろう。それは仕方ないし責めはしない。
ただ,行けるかどうかわからないと返事することはできるだろう。
何の返事もないと誘った側としても困る。
確かに予定変更の連絡を怠ったのは悪かったが彼女にそれを責め立てられる
ような筋合いはないはず。
今朝は今年一番くらいの憤慨だった。
好意で毎回誘ってるのに。
正直なところ,二度と誘ってやるか!という心境である。

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2005/10/13

iPod Family

一年近く前にiPodを買った(正確には誕生日プレゼントに買ってもらった)。
それまでは新幹線や飛行機,研究室などで音楽を聴くときはMDプレイヤー
を使っていて,それほど不便だとも感じなかった。
よく聞くアルバムなんて限られてるし,アップルの推奨する,曲をシャッフル
して聞くというスタイルは大嫌いだし。
しかしハードディスク型の大容量・携帯オーディオは単に音楽を聴くだけで
なく,デジカメのストレージにもなるというところに着目した。
なにしろ自慢のデジタル一眼レフで撮った写真(RAW)は一枚あたり5MBを
超えて,旅先などではパソコンを持っていかなければすぐにメモリーが満杯
になってしまうのである。
と言ってもそのような用途に使うことは年に数回程度で,ほとんどの時間は
携帯オーディオとして使っている。

確かに使い始めてしまえばMDプレイヤーよりもはるかに便利なのだが,
どうもiPodの音質というのが気になる。
特に低音域で音が割れるのが非常に耳障りで不快である。
いろいろ調べたところどうやらファイルの圧縮やヘッドホンではなくiPod自体に
問題があるらしい(参照)。
音割れを防ぐため仕方なく低音を抑える設定で聴いているが,やはり低音が
物足りない。。。
ちなみにアップルご自慢のAACはMP3とたいして質は変わらないらしい(参照)。
と言うわけで互換性という面から個人的にはMP3を使っている。
趣味で時々くだらない映画を作るのだが,そのときの編集ソフトはAACを
受け付けてくれないのである。
後,どうしても気になるのが,曲間に音が途切れることである。
ライブアルバムのように曲と曲がつながっている場合に,iPodで再生すると
必ず一瞬「間」があるのである。
非常にストレスがたまる。
そろそろアップルに「どうにかならないか」と問い合わせてみようか。

田舎では携帯オーディオの浸透は遅いようだ。
約一年前,iPodを地元の岡山の人たちに自慢したのだが,驚くなかれ,
皆口をそろえて「何それ?」である。
東京では石を投げればiPodにぶつかるというくらい,電車に乗れば必ずと
言っていいほどiPodを見かけるのだが(特徴的なヘッドホンですぐわかる)。
大手の電器屋に行ってもUSBメモリーとiPodが同格で売られていた。
東京では携帯オーディオだけでひとつのコーナーが設けられているのに。。。
もちろん東京の知り合いに自慢すると皆食いついてくれた。
それでこそ自慢しがいがあるというものだ(自分で買ったわけじゃないけど)。
当時は周囲にはiPodを持っている人がいなかったのである。
その後,研究室の人たちが続々とiPod shuffleやiPod miniを購入,身内で
iPodファミリーが全部そろった!と一人で満足していたのも束の間。
最近はiPod nanoなどという新製品が。
miniの次は絶対にmicroだと思ってたのにいきなりnanoかよ。
まあmicroだとかつての宿敵の社名とかぶっちゃうからな。
いっそのこと裏面一面にビルゲイツ氏の顔をプリントしてiPod micro XPとかに
しちゃえば?そこまでやるならアップル大好きになるかも。

iPod nanoの登場でiPod miniがお払い箱になるのだとか。
miniはデザイン的におもしろいのでnanoにもせめてデザインだけでも継承して
欲しかった。もしくはまた新しいデザインを打ち出すとか。
結局nanoのデザインってiPodのミニチュアだし。つまらない。
ところで知らない間に白黒液晶のiPodとカラー液晶のiPod Photoが統合して
カラー液晶の新生iPodになっているようだ。
この一年で僕の白黒iPodはすっかり旧製品になってしまった。
まあそれなりに愛着がわいているのでよいのだが。
車に搭載できるようにFMトランスミッターの購入を検討中。。。

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2005/10/12

マナー向上を!

先日,ボスの家でパーティーがあったことについて書いた。
とても洒落たコース料理が振舞われ,まるでレストランのようだった。
しかしそれに似つかわしくない後輩たちの食事マナーの悪さには目を覆いたく
なるものがあった。
もちろん悪気がないのはわかるし,単にマナーを知らないだけなのだろうが,
いい歳なので最低限のマナーは身につけてもらいたいものである。
と言う自分もそれほど精通しているわけではないのだが。

<洋食編>
まずナイフとフォークの使い方くらい知っていてもらいたい。
肉をフォークで刺してかぶりついている後輩がいたが,頼むからナイフを使って
くれ。サバイバルじゃないんだから。
逆にナイフで料理を口に運んでみたり。こちらはもっとサバイバルだ。
皿を持ち上げてかきこむ。牛丼じゃあるまいし。
終始,片肘をついている。だからナイフとフォークを同時に使えないのだろう。

<和食編>
和食で洒落た店に行くことはほとんどないのだが,定食屋でもせめて箸くらいは
まともに使ってもらいたい。日本人なんだから。
最近,箸を使えない(本人は使えると思い込んでいる)やつが多い。
若者だけではなく,「親」の世代にも箸をちゃんと使えない輩が多いのである。
そんな親に育てられた子が箸を使えるはずもなく。
以前テレビで,ある親の言い分を聞いたことがある。
「別に箸を持てなくてもちゃんと食べてくれればいい。
下手に叱って好き嫌いが増えたら困る。」
全く,情けない。
最近「食育」という言葉をよく耳にする。
食事の楽しみを通して教育するという考え方で,非常に共感できる。

以上,マナーと呼べないほどの初歩的なマナーについて指摘してみた。
研究者というのは「専門バカ」と揶揄されるように,専門分野にはやたらと詳しいが
世間の常識を知らない,ということが多い。よくも悪くも変人が多いのである。
もう少し世間一般のことにも目を向けてもらいたいものである。
マナーを気にしすぎて食事を楽しめない,というのも逆に問題だが,カジュアルな
居酒屋でない限り最低限のマナーは守ってもらいたい。
研究室を出れば一人の社会人。
無意識な行動が他人を不快にさせることもあるということを知らねば。
(ただし積極的な周囲への同調を奨励しているわけではない。)
自分自身,まだまだ学ぶべきことは多い。

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2005/10/11

人生は秋の空

前の大学にいたとき,別の研究室のある先輩と仲良くなった。
先輩と言うよりもほとんど友人に近い関係である。
僕は一年半前に大学院進学のために上京してきたのだが,同じ時期に
彼女は大学院を卒業し,就職のため上京してきた。
東京に来てからというもの,一度も会ってないが,ごく稀にメールで連絡を
取り合うことがある。
しかしここ一年ほどいつも決まって「仕事が大変」との近況報告ばかり。
どうも趣味と言える趣味がなくてストレスを溜め込んでいる様子。

先日,ひさびさにメールが届いたのだが,珍しくポジティブな内容だった。
これまでは他人の人生をうらやんでばかりだったのだが,最近は自分の
生き方や選んだ道に自信が持てるようになったとのこと。
ついに開眼したか,と喜ぶのも束の間,二年近くつきあってた彼と最近
別れたとの続報が。
あまり書くと怒られそうだが,どうせ読んでる人の中に彼女のことを知って
いる人はいないだろうからまあいいか。
先日のポジティブなメールは彼と別れたことによる反動なのでは?という
不安がよぎった。
つまり辛い環境に陥っている自分を鼓舞するための空元気とでもいうか,
ネガティブな感情を無理矢理抑え込んでいる状態でなければよいが。
逆境を楽観的に捉えて乗り切ろうというのは一つの解決策だが,これには
人によって向き・不向きがあり,精神力の消耗も激しい。
嵐の中,「このぐらいの刺激がちょうどいい」と笑いながら進むようなもので,
そんなのはバカのすることである(ちなみに僕は逆境大好きの大バカである)。
それよりもやはり雨宿りで小休止,というのが賢明な方法。
ストレスを抑え込んで打ち勝とうとするより,素直に吐き出すのが一番。
打ち込める趣味がないなら親しい人にグチをぶちまけるのがいいだろう。
個人的にはグチをこぼすやつは嫌いだが,それがその先の建設的な変化
へとつながるのであれば悪くないかもしれない。
自分が日頃あまりに楽観的なので,悩んでばかりいる人々の気持ちというのは
なかなか理解できないが,人生そんなに悪いことばかりじゃない(人生語れる
ほども生きてないくせにこんなことを言うところがいい加減)。
最近は長雨が続いた東京だが明日は晴れるらしい。
人生はときどき,晴れ(←以前見た映画のパクリ)。
まあ彼女には気を楽にしてもらいたい。

と,うまくまとめたつもりでいるが,実際に彼女が空元気でポジティブなこと
を言っているのかどうか全く確証がない(←いい加減)。
本当にポジティブな変化が起きていたのだとすると,ここに書いた生意気な
激励(のつもり)の文章も全くの空回りである。
晩秋,季節外れの台風が勇んでやってきたものの所詮,猛威は振るえず。
みたいな。

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2005/10/10

成果2

昨日の書きっぷりだと学会でちっとも勉強してないじゃないかという
誤解を招きかねないので,今日は研究面での成果について。
学会やちょっとしたイベントに顔を出しているうちに同業者の方々に
ずいぶんと顔を覚えてもらえるようになった。
「発表,三日目だよね?」とチェックされていたりして,嬉しいのだが
それが研究目的が同じ人,つまりライバルだったりすると浮かれて
ばかりもいられないのである。
逆に自分がチェックしておいたライバルの発表を聞くと,うらやましい
結果が出ていたりして,かなり刺激的だったりする。

発表当日の山場は早朝にやってきた。
発表は午後からだが,午前9時までにポスターを貼らなければならない
のでゆっくり寝ていたいのを我慢して朝からつくばまでやってきた。
ポスターを貼り終えて,「歪んでるけどまあいいか,気にしない」などと
思っていると天敵である某研究室の先生がやってきた。
そんなに怖い人ではないのだが,最初に話したときのインパクトが強くて
いまだに目が合うと背筋が凍りつき石化してしまう。
研究の話を聞かせて欲しいと頼まれ,時間外ではあるがポスター発表
を開始した。
ポスター発表というのは,発表者が決められた時間にポスターの前に
立っていて,興味のある人に説明を求められるとポスターの内容をその場で
詳しく説明するというものである。
つまり発表者は人が来るたびに何度も同じ説明を繰り返す。
最初の発表がよりによって一番の天敵だとは。。。
でもまあ思ったよりはうまくこなせたし,貴重なアドバイスもたくさん頂いて
満足である。

午後のポスター発表はポスター番号の奇数・偶数によって前半・後半と時間
が分かれていて,後半の発表だったので前半はふらふらしていた。
いや,「ふらふら」と言うとまた誤解を招きそうなので訂正。
興味のあるポスターを見て歩いていた。
しかし知り合いの先生や先輩研究者に「ちょっと説明してくれ」と頼まれると
断るわけに行かず(まあディスカッションは楽しいからよいのだが)時間外でも
説明,ディスカッションを行った。
一度説明を始めて人だかりができると,発表の終わり頃に来た人が「もう一度
説明してくれ」と頼み,それが延々と続くのでポスターから離れられない。
結局,その日は他の人のポスターはほとんど見られなかった。
でもまあ興味深い意見をたくさん聞けたので良しとしよう。

学会会場ではぼったくりのような値段で学会グッズというのを売っている。
去年はついつい,あれこれ買ってしまった。
今年はあまり目ぼしいものもなかったのだが,パイプウニの標本が置かれていた
ので暫し釘付けに。
係員に聞いてみたが,これは売り物ではないらしい。
隣にパイプウニのトゲ(実物)のペンダントが売ってあり,元の姿を見せるために
展示していたらしい。
ただこの学会のメンバーはそんなサンプルなくてもパイプウニと聞けばすぐに元の
姿を思い浮かべることができる。そんなの無駄だっつーの。だからよこせ。
係員の話によると他にも「この標本の値段はいくらだ」という問い合わせが殺到
しているらしい。
こんなもの欲するやつが大勢いるとはマニアックな学会だ。
トゲだけ持っててもしょうがない,とその場を後にしたのだが,やはり欲しくなって
その日の夕方にもう一度売店に行ってみたがもう売り切れたとのこと。
やはり買っておけばよかった。。。
係員に頼んで写真だけ撮らせてもらった。
NEC_0282

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2005/10/09

成果1

三日間の学会が終わった。
現地の人々には悪いが,「つくば」という環境が気分を盛り下げていた。
学会会場を出たら何もない。観光地も酒蔵も。
会場は八月にできたばかりのつくばエクスプレスのつくば駅に隣接している。
「隣接」というのは「つくば距離」での話。
たいていの移動は車を要する場所なので,歩いて10分なんてのは誤差の内。
東京なら一駅分くらいの距離があるかもしれない。
そしてつくばエクスプレスというのがなんとも不快である。
東京側の終点,秋葉原のホームは大江戸線を思わせるほど深くて面倒。
トンネルが多く,気圧の変動が激しいのか頻繁に耳がキーンとなる。
電車が止まってからドアが開くまでかなりの間がある。
イライラする電車だ。

しかし学会そのものは思っていたより楽しかった。
つくば距離で会場の隣(車で15~20分)の場所にある隠れ家的なハムの店に
二日連続で飲みに行ったのだがけっこううまい。
工場に併設されたドイツ料理が主体のレストランで,昼間は工場見学も行って
いるそうだ。
グルメで日本中あちらこちらの隠れ家的名店を知り尽くしている,隣のマリオ研
のOBの方が連れていってくれたのだが,タクシーの運転手ですら場所がよく
わからなかったという店である。何でそんな店知ってるんだろう??
某女子大の先生(以前イギリス人のトーマス氏と彼の研究室に遊びに行った
ときにトーマス氏が「Water of tea, strange name!」と面白がっていた,というと
だいたいどこの大学かわかるだろう)もいっしょで,帰りの電車でもいっしょだった
のでいろいろと面白い話が聞けた。
彼はうちのボスと大学の同期で,人物相関図的な話は興味深かった。
なんとなくは知っていたが,現在の同分野の主要な先生方が学生時代に多くの
接点をもっていて,当時の話を初めて詳しく聞くことができた。
うちのボスを呼び捨てにするような間柄の人なので,ボスに関してもあれこれと
話を聞くことができたのだが,ボスの弱点を知ったことは大きい。
ボスは普段絶対に周囲の人に弱いところは見せず,得意分野の話しかしないの
だが(と言っても得意分野が料理からスポーツからとにかく幅が広い)実は意外な
弱点が発覚したのである。
今回の学会での一番の収穫かも。
で,それは何かって??そう簡単に教えるわけにはいかない。ふふっ。。。

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2005/10/05

学会

疲れ目でパソコンに向かうのはいらいらするのだが,目力をふりしぼって
(←ちょっと違うか)書いている。なるべく画面を見ずに。
明日から学会。
去年,学会デビューを果たした記念すべき学会で,個人的な思い入れも
深い。
去年一年間の一番の思い出と言っても過言ではない。
今はアメリカに行ってしまった友人も去年は参加したのだが,以前「この
学会中に一気に仲良くなった」と書いたら「私はもっと前から仲良かった
つもりだった」と激怒されたことがある。
まあ確かにもっと前から飲みに行ったりもしていて仲は良かった。
しかしこの学会中にさらに仲が深まったと印象付けるほどに楽しかった
のである。
ボスはもちろんだが,この友人にもかなり精神面での手助けを受けて
本当に感謝している。
ちなみに去年は神戸で開催されたので,隣のマリオ先生を筆頭に「灘
シンポジウム」と称して酒蔵めぐりをして楽しかった。
昼間から日本酒を飲みまくって,みんないい顔色になったところで夕方
からの本当のシンポジウムに参加。いい加減だ。

もちろんちゃんと学術面でも大きな成果があった。
今の研究室に来てから,つまり今の研究を始めてわずか半年での発表
だったので不安だったのだが(要旨を提出するときにはまだ結果は出て
いなかったのだが発表までに結果が出ることを前提に提出。危ないな~)
なんとか発表の一週間ほど前に結果を出せた。
そして発表(ポスター発表)では思ったよりも多くの人が関心を示してくれて
自分の研究がこれだけたくさんの人の興味をひくものなのだと実感。
嬉しいのと同時に,それだけライバルも多いのだと思うと,モチベーションも
高まった。

今年の会場はつくば。
つくばの人たちには悪いが,なんとも盛り下がる場所だ。
学会以外,何の楽しみもない(健全だが)。
しかもがんばって日帰りで行けてしまえるところがまた最悪。
まあ一ヵ月後にある別の国際会議は神戸であるし,世界中から業界の大物
がやってくるのでそちらを楽しみにがんばるか。
明日からの学会よりもそちらのほうがはるかにプレッシャーが大きい。
英語で,しかも調子に乗って口頭での発表,そして業界の大物。
ああ,今さらながら,ポスター発表だけにしておけばよかった。。。

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2005/10/04

疲れ目

最近更新が滞りがちである(と言うほどでもないか)。
更新してても内容が短かったり。
まあ忙しいと言えば忙しいのだが,それよりも最近目が疲れていて
パソコンに向かうのがたまらなく嫌なのである。
一部では「ネタがないのか」とあざ笑う声が聞かれるが,そうではない
ということを強調しておきたい。
むしろ書きたいことは山ほどあるのだが,なにしろ現在パソコン拒絶症
発症中なので日の目を見ないネタがどんどんたまっている。
このままタイミングを逃してお蔵入りする話題も多数出てくるものと予想
される。
まあ元来いい加減な性格なのでちっとも気にしないが。
ああ,もう限界。目が疲れた。
いつもよりかなり短いので,写真でも載せておくか。
学会前の現実逃避でマクロ撮りしてみた大好きな恐竜のフィギュア。
中国で発見されたプシッタコサウルスで,どうやら子育てをしていたかも
しれないらしい。
Pusittacosaurus

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2005/10/03

鬼教官

今週末は学会,ということで今日はポスター発表の練習。
昨年の学会以来,修論の中間発表や研究紹介セミナー等で割りと頻繁に
発表しているのでテンプレートは一応できあがっていて,それに毎回新しい
データを加えてマイナーチェンジしたスライドを発表に使っている。
今回は一年ぶりのポスター発表なので,口頭発表とは少し違う趣にアレンジ。
まあポスターなんて何書いてあるか理解できればいいのでそれほど重要でない
と言ってしまえばどうでもいいのである。
もっと重要なのは,やはり内容。

事前にまったく練習してなかったので皆の前での練習も噛み噛みでなんとも
不明瞭でおぼつかない発表になってしまった(話の流れがまとまっていない)。
それはまあいいとして(←いい加減)ボスからのサディスティックなつっこみの
応報はなんとも手厳しいものであった。
このところ発表練習でのボスのつっこみが厳しい。
いつもどおりジェントルマンの様相を呈しておきながら,えげつない質問ばかり
してくるのである。優しい顔の奥にはきっと鬼が潜んでいるに違いない。
「まだまだ詰めが甘い」ということを遠まわしに指摘してくれているのかも。
まあ時折このくらいきつくお灸をすえられたほうがモチベーションが高まるので
ちょうどいい。教育的効果は抜群。
きっと僕の性格を見越して最善の処方箋を提供してくれているのだろう。
ジェントルマンの奥に潜む鬼のさらに奥にはきっと懐の広いボスの真の優しさが
あるのだと信じたい。

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2005/10/01

居場所

昨日は向かいの研究室の飲み会に誘われて急遽参加することに。
最近ここの研究室の人たちと仲がいい。
別に自分の研究室が居心地が悪いわけではないのだが,趣味を共有
できる人がいないのはつまらなかった。
もともと向かいの研究室の人たちとは飲み会などでそれなりに交流は
あったのだが,屋上に夕焼けの写真を撮りに行ったらばったりそこの
先輩に出くわしたことからその研究室の人たちはけっこう写真が好き
だということが発覚して,入り浸るようになったのである。
分類学の研究をやっているらしくフィールドワークに行ったりもするようだ。
フィールドに出る研究者ってたいてい写真が好きな気がする。
特に虫や花のマクロ撮影。
最近マクロ撮影にはまっているのでちょうどいい。

分類学をやっていることから思わぬところで価値観を共有できることもある。
うちの研究室はウニの精子を使ったタンパク質の研究をやっていて,分類
については皆,あまり詳しくない。
個人的な趣味でいろいろなウニの標本を集めているのだが,どうもあまり
周りの反応が芳しくない。冷ややかな目で見られる。
去年いた後輩なんてレアなウニを見せたら目をきらきらさせてたのに。
で,最近実験室内にこっそり作ったウニ博物館の話を向かいの研究室の
人たちにすると,ものすごい勢いで食いついてきた。
実際に見せたら猛烈に感動していて,ウニ談義に花が咲いたのである。
しかも分類学をやっているだけあってやたらと詳しい。
ああ,何?この居心地のよさ。
今月後半にいっしょに山に登る計画も順調に進行中。
もちろんうちの研究室や隣のマリオ研にも声をかけるつもり。
やはり幅広く交流を持たねば。
JingasaMacro
(ウニコレ秋の新作:ジンガサウニfrom小笠原)

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