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2006年6月

2006/06/30

正真正銘,折紙付!

少し前に,あるイギリス人研究者の知り合いが中国人女性と結婚した。
うちのボスとも知り合いで,日本に来るとたいてい研究室にも遊びに来る。
ちなみに僕にとっては写真の師匠でもある。
で,ボスの提案で研究室の皆から彼に結婚祝いを贈ることになった。
ボスが選んできた品に皆が少しずつカンパするというもの。
しかし気がついてみると結婚からもう数ヶ月がたっている。
誰もがそんな企画を忘れていた頃に,ボスが不意に贈り物の品を持って
きた。漆塗りのお盆。どうやら長野まで行って買ってきたらしい。
Nec_0476
さすがはボス。趣味が渋い。
大の日本好きの彼はきっと喜ぶに違いない。
さらに提案としてボスはお盆の裏に皆でメッセージを書こうと言ったが,
話し合った結果,メッセージは色紙のほうがいいだろうということに。
先輩が早速色紙を用意してくださった。
翌日研究室に来ると,早速ボスがメッセージを書いていた。
英語,日本語,中国語で書かれたお祝いの言葉。
うむむ,さすがはボス,憎いなあ~
などと感心していたらボスから研究室の皆にメールが。

 とりあえず記入しておきましたので
 皆さんも何か気の利いたメッセージを
 記入しておいてください。

え~,何その前フリ!!
自分だけ先に気の利いたことを書いて皆に「気の利いた」メッセージを
要求するなんてずるくないですか??
ハードル高すぎやしませんか??
ボスからの厳しい要求に頭を悩ましながら,なかなかいいアイデアが
思い浮かばずに時間だけが過ぎていく。
一週間くらいたったある日,「皆さんも何か書いてください」と圧力が
かけられた。やばい。日ごとにハードルは高くなる。
そしてついに先輩が動いた。
何と彼らの似顔絵(奥さんは会ったことないので想像図)を書くという
飛び道具を持ち出してきた。
しかも雰囲気だけで書いた中国語っぽい文章付き(通じるのか?)。
しまった,先をこされた。ハードルは棒高跳びくらいの高さまで急上昇。
Nec_0474
まあその後,後輩がかなり滑り気味のがっかりなコメントを書いてくれた
おかげでハードルは石ころくらいまで急降下。
これならつまづきようがない。
が,自分自身の問題でもあるので「気の利いた」アイデアを模索。
そしてついにひらめいた。
折紙を添付しよう!
日本らしくていいではないか。
幸い,手先の器用さにはそこそこ自信もあるし。
早速作った。結婚式をイメージ。喜んでもらえるかしら。
Nec_0477

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2006/06/28

光に魅せられて

昨日,今日と注文していた光学機器が続々と届いた。
蛍光顕微鏡に組み込む蛍光像分割装置を作るための部品。
と言っても多くの方には何のことやら,という感じかもしれない。
まあ詳細は抜きにして,光学系を自分で設計して組み立てるという,
少しマニアックなプラモデル作りのようなものである。
何にせよ,梱包の開封作業というのは楽しい。
買った物が手元に届いて,それを箱から取り出す。
このときのわくわく感はたまらない。
そしてとりあえず取り出したものを並べてみて,悦に入る。
子供っぽいとよく言われるが,確かにこの瞬間はおもちゃを手にした
子供と言われても反論できない。メカ大好き。
Nec_0470
この手のメーカーで物を買うとよくあることだが,イベントの招待状が
同封されていた。
光学機器の国際展示会。
マニアックだ。
ちょっと惹かれる。
でも会場が幕張メッセ。
面倒だ。
電車で一時間程かかるし,順当に行けば京葉線を利用することになる
のだが,東京駅で中央線から京葉線に乗り換えるというのは何とも
憂鬱である。
東京を知らない方は驚くかもしれないが,東京では明らかに一駅分
離れたホームを「同じ駅」内だと主張してあることがたまにある。
京葉線の東京駅は最も有名かもしれない。
何も知らず同じ駅だと思っていたのに実質隣の駅まで歩かされてしまう
と腹が立つので名前を変えてもらいたい。
もう一つ,幕張と聞いて憂鬱なのは幕張方面に行くと必ず頭痛を発症
してしまうこと。
もともと頭痛持ちではあるが,ディズニーランドから幕張辺りのエリアに
行くと,これまでのところ100%頭痛を発症している。
あの地域は僕にとって鬼門である。
鎮痛剤を持たずに行くのは自殺行為。
幕張に行くことは,名実ともに「頭痛の種」である。
ちなみにあの辺りを通過して千葉のもっと奥地に行く分には問題ない
ようだ。成田も大丈夫だった。危険なのはごく限られた地域らしい。
あまり千葉の悪口を書くと千葉人が人口構成の大半を占める向かいの
研究室(China townというのは世界中にあるが,ここは差し詰めChiba
town?)の人たちに怒られそうなのでこの辺りでやめておこう。

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2006/06/25

牛歩登山

昨日,向かいの研究室のフィールドセミナーに参加して高尾山に登ってきた。
なぜ他の研究室の私が参加しているのか,なんてのはもはや愚問だ。
どのくらいの歴史があるセミナーなのか知らないが去年も開催されたらしい。
今年は急な開催だったらしく人数は少なめ。
正規メンバー5人+オジャマモン1人。
向かいの研究室は大別すると虫屋さんと植物屋さんがいて,今回は虫屋さん
が誰も来ないということで植物屋さんの独壇場であった。
特に,カラオケのセレクションが渋いポスドク(?)の方が先生となって,道中
植物を見つけては解説していただくという内容。
彼の専門はシダらしい。
高尾山は何度か登ったことがあるが,参道?なのか知らないがおそらく最も
往来の多い,舗装されてなんともつまらないルートでしか登ったことがない。
今回は初めてのルートで,しかも登りと下りが別ルート。
いずれもそれなりに山っぽい道で楽しかった。

事前に姐御に忠告は受けていたが,一行の歩みの遅いこと!
山頂までの道のりはせいぜい3km強。
1人なら1時間もかからず登れる。
しかしそこは向かいの研究室の方々。
植物(主にシダ)を見つけては止まって解説,歩き出したと思ったらまたすぐに
立ち止まって解説。ちっとも進まない!
朝9時30分に入山して山頂に着いたのが12時,下山は夕方4時って何事??
でも決して退屈はしないし,むしろ楽しい。
素人にはどれも同じシダに見えるのだが,実は数十種類のシダが交ざって
いるのだとか。説明してもらえど,うむむ,,,見分けがつかん。
とりあえず2~3種類は見分けられるようになった。
植物の解説を聞きながらそれらを必死にマクロ撮影。
曇りがちだし木陰が多くて,スピードライトが重宝された。
植物屋さんを前にして少し気が引けるがベストショット二枚。
Crw_8010Crw_8017
かっこいい!昔からトカゲが好きなのである。
シダ職人の先生(?)に感謝の意を表して植物部門のベストショットも。
Crw_8036
シダではないけど,ギンリョウソウ。
2年前に尾瀬で初めて見て感動したギンリョウソウが意外と身近にあるなんて。
「ユウレイダケ」の別名が示すとおり妖艶な風貌が好き。

今回の参加者の中にこの春から向かいの研究室に入ってきた大学院生が2人。
彼らと少し仲良くなれたのは大きな収穫だった。出会いって素晴らしい!
一人は修士で入ってきた後輩。
彼とはカメラと水草という二つの共通の趣味があることが判明。
しかもどちらともちょっと太刀打ちできないくらい精通している。
なかなかよい刺激を受けられそうな予感。
もう一人は博士で,つまり僕と同期なのだけれど,社会人歴のある方。
印象として非常にノリが近いというか,近い価値観を持っているような気がする。
話をしていて共感できる部分が多かった。
今後とも是非,親交を深めたいと思った。

シダ講習の影響を受けて今朝,早速シダを買ってしまった。
ミクロソリウムという観賞用の水草として一般的なやつで,活着性があるので,
熱帯魚屋のお兄さんに,流木に巻きつけてもらって水槽に沈めてみた。
Crw_8075
素人目にはシダっぽくないので根生水草だと思っていたが,新芽を見ると確かに
ゼンマイ状になっていて,紛れもなくシダである。
かなりタフで切り取って茎だけにしても葉っぱが生えてくるのだとか。
針金で固定しているのが見苦しいのだが,お兄さんの話ではちゃんと活着して
針金を外せるまでには2~3ヶ月かかるらしい。気長に待とう。
しかし最近ちょっと調子に乗りすぎた。
経済的に困窮を極め始めているので水草の購入はしばらく自粛しよう。


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◇◆◇お知らせ◇◆◇
これまでコメント入力の際にメールアドレスの記入を強制されていたかと思いますが,
設定を解除できることが判明したので現在,解除しています。
これまで強制しておいて言うのも何ですが,この御時世なので個人情報をむやみに
記載しないことをお勧めします。
もしスパム等が問題になるようだと予告無しにまたメールアドレスを必須に設定する
かもしれませんがその時はアドレスを偽装することをお勧めします。
ちなみに私はいつもその場の雰囲気で出鱈目なアドレスを記入しています。

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2006/06/21

夏に至れど雨は続く

一年で最も日の長い日,と言われても肝心の太陽が顔を見せないのでは
何のことやら,台無しだ。
水曜の朝はたいてい研究室近くのカフェに立ち寄る。
オーナーらしきおばちゃんが店頭にいるから。
すっかり顔を覚えられていて座るなり「いつものでいい?」という感じ。
まあどうせ朝の時間はモーニングセットしかないんだけど。
コーヒーか紅茶か指定せずとも「いつもの」コーヒーを出してくれるあたり,
手間がはぶけていいかな,といったところか。
モーニングセットと言うのはパンケーキと飲み物のセット。
好みとしてパンケーキはもっと分厚くふっくらと,そして縁が少しカリカリと
焼きあがっているのが良い。
実は正直なところ,ここのは薄っぺらくて少し物足りない。
そもそもパンケーキが特に好きではないという問題も。
それなら何でわざわざ行くのか?

以前はよくおばちゃんがふわふわのオムレツをサービスしてくれていた。
「卵でちょっと遊んでみちゃった」と茶目っ気たっぷりに出してくれるその
オムレツ(メニューには無い)が好きだった。
おばちゃん自慢のケチャップも今のところ人生で一番うまいケチャップだ。
ある時などは「ごめんね,パンケーキの材料切らしちゃってるの」と代わりに
オムライスにスープとサラダをつけて出してくれて,朝から豪華だった。
採算度外視。逆に恐縮してしまう。

最近はおばちゃんと一緒に若い子が立つようになった。
その頃からこの特別サービスもなくなった。
最初の数回はクッキーを持ってきてくれたが,それも無くなった。
まあそれでもおばちゃんの人柄に癒されるのでほぼ毎週通っている。
しかしオムレツが恋しい。メニューに追加してくれないかしら。

雨の日の朝に他に客のいない小さなカフェで窓越しに外を眺めるのが好き。
論文を片手間におばちゃんと若い店員の会話に耳を傾ける。
昨日の夜,帰り道にふと新しい映画の構想を思いついた。
家に帰ってシャワーを浴びるまでの小一時間のうちにほとんど構想は完成。
頭の中ではほとんど映像として出来上がっている。
ドキュメントなので製作に半年くらいかかりそう。
面倒だな。企画倒れか。
コンセプトがはっきりしているので前作よりおもしろくなる自信はある。
でもその労力が並大抵のものではないことも分かっている。
これが本職なら問題ないが忘れられがちだけど一応,研究の片手間なので。
やろうか,やるまいか。
そんなことを考えながら今朝のくつろぎの時間は終わった。

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2006/06/19

不法投棄の見本市

待ちに待った半年に一度(だったかしら?)の環境整備の日がやってきた。
趣旨は「研究室の建物近辺を皆で掃除しましょう」というボランティア活動の
ようなものである。
もちろん清掃活動には興味ない。
自分の机も片付けられないのに構内の清掃だなんて!
Nec_0464
狙いは別にある。
この日に合わせて粗大ゴミの回収があるので,研究室の近くのテニスコート
の脇にあちこちの研究室から粗大ゴミが寄せ集められる。
大半はパソコンと周辺機器や机,棚などの事務用品。
ポットやラジカセなどの家電製品も目立つ。
遠心分離機などが捨ててあるのは流石,研究室のゴミ捨て場。
誰が捨てたのかビンゴゲーム用のおもちゃとか,サークルの学生がドサクサ
にまぎれて捨てたに違いないボロボロのソフトボールやピッチングマシーン。
Nec_0462
捨ててある物の中にはまだまだきれいで使えそうなものもたくさんある。
見たところ新品同様の棚とかプリンターとかが無残に捨てられている。
きっとセレブな研究室が何の惜しみもなく捨てるのだろう。
でも,捨てる研究室あれば拾う研究室あり!
我々庶民の研究室に属する人々はこのゴミを漁るのを楽しむ。
うちの研究室の先輩は戦利品である新品同様の巨大な棚を見せびらかして
悦に入っていた。何だか和む。

ゴミの投棄は金曜日くらいから始まっていて,ここ数日はテニスコート脇に
行くと必ず誰かが何かを漁っている。異様な光景だ。羅生門を思い出す。
パソコンを自作するのだろう,捨ててあるパソコンからパーツだけ取り出して
いる人。うちの先輩のように汗だくで台車を持ち出してくる人。
その中にもちろん自分も混ざっている。
が,どうもこれまで「これだ!」という拾い物をしたことがない。
ゴミを漁るのがうまい人というのは本当にうまい。
見知らぬ土地でふらりとおいしい店を見つけてしまう人というのが周りに
ちらほらいるが,彼らの独特の嗅覚のようなものがこの場合にも必要なの
だろう。残念ながら自分には備わってないようだ。
かなり前にうちの研究室で学位を取った方がいて(同時期に研究室にいた
ことはない)彼の嗅覚は卓越している。
研究室に「骨董価値があるのでは?」というような歴史物の机や椅子が
いくつか転がっているのだが,それらは彼の戦利品である。
まあ飲み会等で無下に扱われているのでせっかくの骨董品も台無しだが。
刻まれた歴史にビールの染みが上乗せされ,新たな歴史となる。

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2006/06/15

夏が来れば思い出す

行ってきました,遥かな尾瀬。
例の有名な歌を聴くとあたかも水芭蕉は夏に咲くかのような誤解を
招くが実際は今が見頃。
つまり夏,というよりちょうど梅雨入りしたころ。
尾瀬ではようやく遅い春を向かえた頃である。
夏に有名なのはむしろニッコウキスゲなどでは?
まあともかく三度目の尾瀬行きの目当ては水芭蕉。
前にも書いたかもしれないが事前のトラブル少々。

トラブル1:
残雪によりバス運休。出発日の一週間延期を余儀なくされる。

トラブル2:
当初は鳩待峠から入山して尾瀬ヶ原~燧裏林道を経て御池に抜ける
尾瀬横断の壮大なコースを計画していたが残雪情報に怯んで尾瀬ヶ原
周遊コースに変更。

心配していた天気。
早朝,戸倉に到着したころ(午前4時頃)は曇り空。
雨が降るなら降るでそれなりに風情もあるが,曇り空は最悪。
写真家泣かせの空。
でも午前5時頃,鳩待峠から入山するころには晴れてきた。
雲に隠れていた至仏山も,尾瀬ヶ原に着く頃には顔を出していた。
結局一日晴天に恵まれた。
ちなみに下山直後から再び曇り空。
これも偏に日ごろの行いの賜物である。うむうむ。

尾瀬ヶ原は二回目なので撮影スポットもよく分かってるし一度も
地図を開くことなくふらふらと歩く。
が,どうも調子がおかしい。

トラブル3:
両足の小指が激しく痛む。

靴が合ってないのか?
いやいや,今まで何度か履いている登山靴。
何だかよくわからないけど後半は足が痛くて大変だった。
家に帰って靴下を脱いでびっくり。
なんじゃこりゃ~!!

トラブル4:
左足小指が水脹れ。

見た目に痛々しい。
今まで山を歩いてこんな目にあったことはない。
静かにしてれば痛くないが歩くと大変。
サンダルなら何とか歩けるが今日は雨が降るとのことでスニーカーを
履いて研究室に来たらもう痛くて痛くて。
それでもこの風景,プライスレス!
次は至仏山にでも登りたい気分。
Crw_7944Crw_7950Crw_7965
写真:至仏山と水芭蕉。尾瀬ヶ原にて。

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2006/06/11

雨に打たれて不審者一人

東京は一日中,雨。
じめじめ鬱陶しいが,雨だからこそ見られるものもある。
キャンパス内に,駅から小さな門をくぐって研究室へ通じる小道がある。
学部生の大半は正門から堂々と入ってくるが,立地的にキャンパスの
端に追いやられている大学院生やその他の研究者達はもっぱらこの
狭くて汚い小道を利用する。
ホッケー部やラクロス部から集中砲火による謂れのない迫害を受け
ながら。
駅を利用する研究者はほとんどがこの道を通るので,知り合いにもよく
遭遇する。研究者の銀座と言うとか言わないとか(いや,言わないな)。
その道の脇にガクアジサイが咲いていた。
雨の日こそ逃避!早速撮影活動開始。
Crw_7899
師匠からいただいたマクロレンズと,これまた師匠からいただいた
スピードライトが威力を発揮する。
傘をちょうどリフレクター代わりにバウンス撮影すると意外と使える。
かなり不審だけど。
想像してみてください。
雨の中,自分とアジサイをすっぽり傘で覆って何やら厳ついカメラを
覗き込んでいる人物を。
Crw_7901
時折巡回してくる警備員に気をつけていれば問題ない。
いや,そもそもやましいことなど何もないのだが。
警備員よりむしろボスに遊んでいる姿を見られる方が危険だ。
そんなこんなでおっかなびっくり撮影していると,梅雨の風物詩?
カタツムリを発見。しかもよく見るとけっこうたくさんいる。
絵に描くとかわいらしくてついつい見落とされがちだが,実際に
見るとやはりけっこう気持ち悪いものである。
Crw_7906
今日は一貫して「どうやったら太陽光のような照明効果が得られるか」
を意識して撮影していた。
実際は本格的に雨が降っていたのだが,雨上がりの晴れた空の下で
撮影したような写真を撮りたかった。
「え?これ晴れてるときに撮ったんじゃないの?」と言われるような写真。
なかなか難しい。
30分ほどねばったところで,周囲の好奇の目に耐え難くなってきたので
現実世界に帰還することにした。
Crw_7915_1

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2006/06/08

曇り時々雨

どうもここ一週間ほど体調が悪い。
だらだらと風邪の症状がよくなったり悪くなったり。
向かいの研究室で少し前に流行った奇病と症状が酷似している。
きっと,ちょろちょろと出入りしている間に感染したのだろう。
で,向かいの研究室の方と廊下で話していて言われてしまった。

「確かに熱ありそうな顔してるね。」

いや,熱はありません。
しかも症状も軽く,ほとんど平静です。
つまり,「熱のありそうな顔」は元々の顔。
いつも「やる気無さそうだね」と言われるのでもう慣れたもの。
生まれながらにそういう顔なんです。

あまりにだらだらと不調が続くので今朝ついに観念して病院に行った。
とりあえずもらった薬を飲む。
今日は運の悪いことにいつもの頭痛が発症してしまった。
仕方なく,さらに鎮痛剤も飲む。
おかげで風邪の症状も頭痛も吹き飛んだ。
西洋医学万歳。

不幸は重なるもので,向かいの研究室をこの春旅立たれた先輩が先日
いらしていたのだが,運悪く僕は研究室にいなくて会いそびれた。
しかも差し入れに持ってきてくださったお菓子も食べそびれてしまった。
失意の底に沈んでいたら,見かねた姐御がせめてもの救いということで
そのお菓子の空き箱を下さった。
空き箱と言っても上等なお菓子の箱なので立派なものである。
早速ウニコレクションの一部を並べて収納してみた。
うむうむ,なかなか見栄えがよい。ウニ饅頭?!
曇った心に一筋の光が差す。
Nec_0447
お二方にはこの場を借りて御礼申し上げます。

「梅雨入り」の魔の手が関東にも急速に忍び寄る。
これからの季節を晴れ渡った心で乗り切ろう!企画の第一弾。
いつものお節介で,インターネット上で宣伝活動。
人脈も人望もない僕が現実世界で広報するには限度があるので。
僕の友達が主宰する劇団の初公演があります。
興味のある方はぜひ見に行ってあげてください。
普段の飲み会で彼が見せる「あやや」や「生ハム」の寸劇から察するに
期待大。本人曰く「前衛的なスタイル」だそうです。
http://unit-if.com/

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2006/06/07

アーチン・ムーブメント!

昨日の話。
夜,家に帰ったら玄関先にヒキガエルがいてびっくり。
カエル好きの先輩に捧げる写真を撮ろうかとも思ったがさすがに
ヒキガエルは可愛くなかろう,と素通り。
だから何だ,と言われても困る。

どうでもいい話を続けよう。
時間をさかのぼって昨日の朝。
廊下ですれ違った坊主頭が眩しい向かいの研究室の忍者風の
先輩がこちらを見て笑顔で一言。

「それ新しいTシャツ?」

その少し後。
同じく向かいの研究室の姐御がすれ違いながら一言。

「それスターウォーズのTシャツ?」

なぜかTシャツが注目される一日。
ちなみにそのTシャツを買ったのは3年前だし研究室にも頻繁に
着て来てるはずなのだが。。。
黒地に黄色のロゴが入っているのでスターウォーズに見えたの
だろう。実際は解読不能(多分方言か古い英語)のメッセージ。
インテリ気取りの大バカ野郎,トニー・ウィルソンの言葉である。
種を明かすとこのTシャツはある映画の関連グッズ。

「24アワー・パーティ・ピープル(2002・英)」

多くの人にとってきっと最低の映画。
福岡に住んでいたときに行きつけのミニシアターで見た。
マンチェスター・ムーブメントに理解を示す大バカにだけ受け入れ
られる映画だろう。
つまり僕はトニー・ウィルソン大好きな大バカなのである。
採算度外視で良いものを世に送り出そうとした彼もまた,ある意味
では憧れの「職人」なのである。
こないだ完成させたドキュメント映画はいろいろな映画の影響を
受けているが,オープニングなどはこのくだらない映画をかなり
意識した作りである。
同じくこの映画に感化されたイギリス人デザイナー,ポール・スミス
氏がこの映画とのコラボレーションとしてデザインしたのがこの
Tシャツ。やれやれ,たかだかTシャツの説明でがんばりすぎた。

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2006/06/06

科学を愛した職人

團勝磨氏の名前を初めて耳にしたのは約二年前。
東京大学の三崎臨海実験所で「The last one to go」の張り紙のコピーを
見たときにその有名なエピソードを聞いた(参照)。
そのちょっと後に彼の自伝的な著書を大学の本屋で見かけたのだが,
その時は買いそびれてしまった。
先輩がウッズホール臨海実験所を訪れたのを機に,改めてこの本を買って
読んでみることにした。

ウニと語る 激動の時代自然を友としたある生物学者の生涯

読みながら,深い感銘を受けた。
こんな研究者がこの日本にいたのか!
世界に誇るべき人物である,と感じた。
彼の目指した「科学者」とは「職人」であり,まさに僕の目指す「科学者」像
そのものである。
もちろん実際にお会いしたことはないのだが,文面から読み取れる限りの
彼の考え方にはとても共感できる。
そして何となく性格も似ているような気さえする。
なんてことを言うと多くの方々から「小生意気な口をたたくな」と大バッシング
を受けそうな気もするが,幸い世の中の仕組みをよく理解していない上に
自信過剰なのであまり気にならない。勘違いするのは自由だ。
深く尊敬すると同時に,自分にだって職人としての素質があるに違いない,
と馬鹿げた自信がこみ上げてくる。
興奮して言葉にならないのでこれ以上に感想は書けない。
兎に角この本に深く啓発されたのは間違いない。
いつか世界にセンセーションを巻き起こす日本人研究者になりたい。
とりあえずは身近な尊敬する先輩方の背中を追いかけながら。

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2006/06/01

行き交う人もまた

昨日の昼間,キャンパス内を歩いていたら反対側から東南アジア系の
青年が歩いてくる。
どこかで見たことあるような,,,と脳内を検索していると思い出した。
しかしあちらが一寸先に気づいたらしい。
あ~~っ!と奇声を発して満面の笑みを浮かべている。
実は彼とはひょんなことから知り合って,友達,,,というほどでもない
のだけれど面識がある。
国籍不明。
名前も知らない。いや,聞いたのだけれど日本人には到底覚えられない
名前で,愛称「ラー」とだけ覚えている。
小柄で,明るく生真面目な感じの好青年。
でもどこか間の抜けているところがあって憎めない。
ときどき着ていたサイケデリックな柄のTシャツとのミスマッチもたまらない。
これだけ知ってるのに名前も国籍も知らないなんて。。。

すれ違う瞬間に気づいたのでお互い振り返りながら立ち止まって話をしよう
かどうしようかと迷ったが結局通り過ぎた。
彼を見かけるのは一年ぶり,あるいは二年近く会ってないかもしれない。
もちろん所属している研究室は知らないのだが,きっと今はどこか別の所に
いて,たまたま遊びに来たのだろう。そんな雰囲気だった。
だったら尚更,話しかけておくべきだった!
現在の居場所を知らないので次はいつ会えるか分からない。
せっかくの出会いを不意にするとは我ながら愚かだった。後悔先立たず。

夜,帰ろうとしていたら向かいの研究室の飲み会に誘われてしまった。
もはや準レギュラーですから。
でもさすがに昨夜はパスしようと思っていたのだが,思わぬゲストがいると
聞いて,そうもいかなくなった。
博士課程に進学するも,現在は世界を旅するために休学している先輩。
実はその研究室の画像掲示板でよく会っていて,つまりインターネット上で
すでに知り合いだった。
写真好きという共通点があったし,随分とお褒めの言葉もいただいていた。
その先輩とついに現実世界で対面する運びとなったわけである。

最初は「誰だこいつ?」という感じでこちらを見ていたが,正体を明かすと,
第一声が,

イメージと全然違う~!!

はっ,はあ,,,どんなイメージだったのかしら。
聞くと「ロン毛をかき上げるキザなやつ」だと思っていたらしい。
そんな印象を与えていたのか。。。ネットって恐ろしい。
で,イメージと違って実際はどうだったのか?と聞くと「好青年」らしい。
うむうむ,それならいいか。
こちらも言わせてもらうと彼もまた僕のイメージとかなり違った。
もっと寡黙な人だと思っていたけどぺらぺらとまあよく喋る。
同じ研究室のメキシコ人,ジャニータ氏と同類か。
まさにこの研究室にふさわしいキャラクター。なんか和むな~
その後,「朝まで」コースの第一歩としてラーメン屋に強制連行されそうに
なったがそこはなんとか振り切って逃走。
久々に走った。三月末の下北沢以来。
さすがに「朝まで」は無理!体力を温存せねば。
何しろ今夜はまた飲み会。博士課程の同期の集まり。
月曜日も向かいの研究室の姐御に拉致され隣の隣の研究室(ややこしい)
で飲んだばかり。う~ん,,,老体にはなかなかキツイ。

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