« 2006年6月 | トップページ | 2006年8月 »

2006年7月

2006/07/31

濃密な日々

最近あまりにいろいろ立て込んでて多忙の毎日。
いろいろ書きたいことは山ほどあるけど追いつかない。
例えば今日からパンショップ(生協の小さな売店,品数は少ないが
本店より研究室に近くて便利)が夏休みになったこと。
ああ,でもそんなことより書かねばならないことがたくさんある。
パンショップ休業も一部のヘビーユーザーには大打撃なのだが。

昨日の日曜日,友達の主宰する劇団の初公演を見てきた。
演劇なんて久しぶり。
どんな感じかしら。
子供の頃はよく見に行っていたが,それは地元の市内最大級の
ホールでプロ(時には劇団四季などの大御所)の劇を鑑賞する
というもので,あまり参考にならない。
何の先入観も持たずに(彼には悪いが特に期待することもなく)
見たのがよかったのか,けっこう楽しめた。
学芸会みたいなのを想像していたので(馬鹿にしすぎ?)予想外に
本格的だったことに驚いた。

ストーリー展開はメリハリがあってよかった。
起承転結をちゃんと押さえている感じ。
ただ最後のオチがねえ,,,よく理解できなかった。
終わりよければ全てよし,とはよく言ったもので,逆にオチがすっきり
しないと何とも後味が悪い。
それ以外はかなり楽しめた。
彼らの提唱する「De zeppar(デ・ズッパ)」という演劇スタイル。
大掛かりな舞台セットも,はけ口もない。
そして役者は全員が常に舞台上にいる。
このスタイルはなかなかおもしろかった。
そして特筆すべきは役者のキャラクター。
濃いキャラクターばかりだが,皆が皆,はまり役。
普段からこんなキャラなのかしら?と思わせるくらい完全に演じきって
いた(意外と普段は地味だったり?真相は知らない)。
次回公演も是非見に行こう,と思った。
演劇のことはよく知らないが,私の映画製作活動にも多大な刺激と
インスピレーションを与えてくれた。
現在秘密裏に(ってここで書いたらバレバレじゃん!)製作中の新作
ドキュメント映画,力が入ります。

劇団のホームページはこちら。
http://unit-if.com/

| | コメント (2) | トラックバック (0)
|

2006/07/28

やってらんねえ

最近ずっと工場にこもっている。
研究室の隣の建物の地下にある研究者工作室。
旋盤やフライスといった,うっかり死ぬことも可能な物々しい金属
加工用の機械が並んでいる陰鬱な部屋。
この一週間ずっとジュラルミンやアルミを切って削って穴を開けて
顕微鏡に取り付けるための蛍光像分割装置を作っている。
そして今日,ついにプロトタイプ完成!
気分は580メガ・タンモメン。
(※1メガ・タンモメン=一反木綿100万人の浮力に相当する気持ちの舞い上がり)
早速サンプルをセットして実験開始。
が,,,
おかしい!
うまくいかない。

試行錯誤の結果,重大な欠陥が発見された。
小難しいことを書くと,開発段階では乾燥系のレンズを使っていた
のだが,実際の実験に用いる油浸系レンズに切り替えた結果,
ワーキング・ディスタンスが足りなくなり,そもそもこのレンズの
ワーキング・ディスタンスでは今回開発中のシステム自体が
成り立たない可能性すら出てきた。
平たく書くと,つまり設計に致命的なミスがあって全部やり直し,
そして「ワーキング・ディスタンス」という言葉が「私の嫌いな言葉」
ランキング一位を更新した,ということである。

この一週間は何だったんだ!
機器をいじりながら新たな設計のため試行錯誤。
とても気分が重い。
肩には640ギガ・コナキ。
(※1ギガ・コナキ=子泣き爺10億人の重さに相当)
頭を使いすぎてオーバーヒート気味。発狂寸前。
この事態を重く受け止めた脳内政府(参照)は非常事態宣言を
発令,「脳内異常過熱時における高級冷凍食材を用いた冷却
特別措置法(通称・アイス特措法)」が適用される運びとなった。
平たく書くと,帰りにコンビニでハーゲンダッツを買った。
ああ,癒される。
一口で300コナキ軽減。
焼け石に水だけど,さっさと寝て,気を取り直して明日も工場に
こもるとするか。
Crw_8141a
これだけの装置を開発する努力も水泡に帰す。

| | コメント (5) | トラックバック (0)
|

2006/07/26

ぅゎぁあぁあ~

なんじゃこりゃー!
つ,つめがー!!

というのが最初の感想。
数日前から右足小指に違和感があった。
痛みなどの感覚はまったくないのだが,見た目に何だかふわふわ
している気がしていた。
そして昨夜,家でごろごろしているときにやっぱり気になって見て
みたところ,,,

なんじゃこりゃー!
つ,つめがー!!

なんと右足小指の爪がはがれているではないか!
ふわふわした見た目は爪が伸びているせいだと思ったが,違った。
爪が一枚,ほとんど全部はがれている。
そして根元でかろうじてつながっている。
首の皮一枚ならぬ指の皮一枚で。
ふわふわして見えていたのではなく,実際に浮いていたのである。
何これ,気持ち悪~い。。。
痛みは全くないのが救い。

一ヶ月ほど前尾瀬に行ったときに小指を痛めて,爪の下で出血して
いる様子だった。にも関わらず最近は連日サッカー。
どうやらそんな生活の中で人知れずはがれたらしい。
痛みがないから全く気づかなかった。
眼球から一番遠い足の先の出来事なので発見が遅れた。
無残な爪はまるでかさぶたのようでもある。
いっそのこと全部はがそうか?
でも根元は意外と強固につながっている。
これをはがすのは怖い。
でもどこかに引っかかってはがれたら?それも怖い。
うむむ,,,どうしたものか。
脳内世論(参照)もはがすべきか放置すべきか真っ二つに割れている。
脳内政府も打開策を打ち出せぬまま,今日も爪は放置される。

※文章では状況が分かりづらいので写真を載せようかとも思いました
が,もともと見苦しい私の足の,さらに爪がはがれた様子などあまりに
猟奇的なので自粛しました。

| | コメント (2) | トラックバック (0)
|

2006/07/23

打つべし!

昨夜,大学時代の友達(自分だけまだ学生だけど)と飲みに行った。
女の子三人(含・自称女性)と私。
わ~い,ハーレムだ~!
と浮かれるのも束の間。
いじめ,いじめの連続。
すっかり忘れていた。
この三人が皆,サディスティックだということを。
ビシっとサディスティックなkei姉,じっとりサディスティックなあややん,
そしてまったりサディスティックなうさ子さん。
気分は三人の姉に囲まれたシンデレラ。
迫り来る怒涛の波状攻撃。
気がつくと居酒屋では最後まで何も注文できなかった。
お姉様方が破竹の勢いで注文するのをただ見ているだけ。
唯一自力で注文したのは自分用の芋焼酎のみ。
ああ,でも不思議。いじめられているのに癒される。
自分はけっこうサディスティックな性格だと思っていたが,最近おかしい。
向かいの研究室のパワハラ女王から毎日執拗ないじめを受けている
うちに私の中に何かが芽生える確かな実感がわき始めた。
そう,かねてから提唱している「SM相対性理論」を自ら実証することと
なったのである(詳細はまた改めて)。

やがて落着きの無いうさ子さんがさっさと店を出たがって,しかも
バッティングセンターに行きたいという駄々をこねだした。

「でも今日靴がちゃんとしてないから踏み込めんけんねえ

と不安そうなkei姉。
いやいや,どんだけ本気で打つつもり?!
あなたのその言葉の方が不安です。
でも言われてみると確かにバッティングセンターに行きたい。
久しく行ってないし。
でも渋谷でバッティングセンター?
聞いたことがない。
とりあえず渋谷に詳しそうな友達に何人か電話したがやっぱり分からない。
新宿にはあるので新宿に移動しよう!と駅に向かって切符を買おうと硬貨を
投入した瞬間に,冷静になった三人に止められて,新宿行きは中止。
あと3秒遅ければ切符を買ってしまっているところ。
うさ子さんいわく「映画のような」絶妙なタイミングだった。
結局,渋谷のカフェで閉店までまったり。
今度こそ打ちまくりたいね。

| | コメント (2) | トラックバック (0)
|

2006/07/21

伸びるヒゲの一生

映画の話を書こうと思っているのについつい脱線してしまう。

嫌われ松子の一生

監督は中島哲也氏。
中島哲也監督と言えば思い出すのはこれ。

下妻物語

ハスキー・ヴォイス好きの私としては土屋アンナの声はたまらない。
キャラもぴったりだし。これ多分,地のまんまだよなあ。
という色眼鏡を外したとしてもかなり好きな映画。
映画とは直接関係無いけど,気になることがある。
それは劇中での深田恭子と土屋アンナの関係。
どこかで見たことがある。
そう,間違いなくこの関係はうちの後輩と私の関係に他ならない。
もちろんビジュアル面ではかけ離れてるけど。

冷めてて見た目にも内面的にもちっともかわいくない後輩。
彼は人付き合いがかなり下手である。
空気が読めない。というか読もうとしない。
そして自分の主張すら伝えようという意思が感じられない。
つまり人とコミュニケーションをとろうとする意志が無いように見える。
どうでもいい話なら問題ないが,真剣に彼と議論していると虚しくなる。
雲をつかむか水を切るかという感じで,ラジオに向かって喋っている
ような気さえする。
主張を相手に理解してもらうにはそれなりの話し方というものがある。
どんなに正しい主張でも言い方次第で相手は拒む。
人を叱るというのはまさにその典型で,その人,その場に応じた叱り方
というのがある。
何でも頭ごなしにきつく叱ればいいというものではないし,逆にきつく
叱らねばならない場合だってある。
そんなことは今さら言われなくても分かるはず。
日常的にそうやって相手に何とか自分の主張を理解してもらおうという
努力を怠っている結果,彼にはコミュニケーション能力が著しく欠如
している。
実際に彼のプレゼンテーションはひどい。
こんなスライドで,こんな発表で誰が彼の話に興味を持ち理解してくれる
のかと思わせる内容。

見かねて頻繁に口をはさむのだが,決まっていつもの屁理屈で反論。
親切で忠告しているつもりなのだが,彼には聞く気はないようだ。
腹が立つのでもう二度と何も言ってやらん,とこれまで何度も思った。
でも,ほっとけないのである。
お節介な性格なので。
彼に何か指摘するのはとてもストレスのたまる作業なのだが,それでも
黙って見ていてもストレスがたまるので,それなら行動を起こしたほうが
ましだろう,と思ってしまう。
彼に言わせればそうやって他人の生き方に口出しすることは間違って
いるのかもしれないが,多かれ少なかれ人は互いに影響しあっている
わけだから,今さら「口出ししない」なんて言っても手遅れ。
最終的に生き方を決めるのは本人であって,そこに他人の視点から
助言することはその人の生き方を曲げることにはならないだろうし,
むしろそれをしないということは責任の放棄だと思う。
私はあまり論理的に物事を考えるのが好きではないのでこんな感じで
今日も感情のおもむくままに世話を焼いている。

すっかり長くなってしまったけど,このままだと彼がかなりのダメ人間に
思われてしまうだろうからフォローを一つ。
東京では早朝や深夜,駅を歩くとそこら中に人が倒れている。
たいてい酔っ払い。
そしてほとんどの通行人が無視する。
ある種の自己防衛で,東京のような街では仕方のないこと。
でも,彼はそういう人を見かけると駅員にちゃんと通報するらしい。
とても「彼らしくない」行動に思える。それを聞いて驚いた。
でも,そうやって他人を気遣う気持ちがあるのなら,まだ希望もあるかな。
うん,もう映画の話なんか書く気ないよね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2006/07/20

手紙を待つ子の一生

昨日は映画の話を書くつもりがすっかり脱線してしまった。

嫌われ松子の一生

昨日書いたとおり友達の絶賛があったのが直接の決め手。
でも実はもう一つ見たい理由があって,それはインパクトのあるタイトル。
よくこんなタイトル思いつくものだ。
このタイトルについつい自分を重ね合わせてしまう。
昔から人付き合いが苦手で,対人恐怖症,とまではいかないにしても
人見知りは激しい。
それだけならいいのだが,この人は自分のことを嫌っているのでは,
疎まれているのでは,と余計な心配をすることがよくある。
多くの場合は幸い,取り越し苦労なのだが。
ひどい時には街中で後ろから笑い声が聞こえると自分のことが笑われて
いるのではないかと不安になることもある。
ムンクが「叫び」を描いた気持ちはよくわかる。
自分は統合失調症か,と思うこともあるがこの程度でそんなことを言って
いると本当に病気で苦しんでいる人に失礼だろう,とも思う。
でもそう思うことで多くのうつ病の人々は自分を苦しめているんだという
話も聞く。
と書くといかにも病んでいるようで心配をかけるかもしれないが,実際は
そこまで病んでない。
不安は多いけどその分,楽しい時間も多い。
誰にでもある気持ちの浮き沈みの範囲。

メールでも手紙でも,ふとした時に友達から何気ない便りがあると嬉しい。
口先では友達だと言ってるけど本当のところはどうなんだろう,とまた
根拠の無い不安に駆られていても,このような便りに救われる。
アーノルド=ローベル作「お手紙」を思い出す。とても好きな話。
小学校の国語の教科書に載っているのでご存知の方も多いはず。
便りの無いのはよい便り,とも言うがそれでもやはり便りがあると嬉しい。

多くの人に愛される人を見ているとより強いコンプレックスを抱くようになる。
自分もそうなりたい,自分には心通える友達はいないのか,と。
でも,「お手紙」でもそうだが,本当の友達というのは意外と身近にいる
ものなのかもしれない。
隣の芝が青く見えるように,何も自分に劣等感をもつ必要はないのかも。
先日アメリカにいる友達からどうでもいい(と言うと失礼だけど)メールが
届いた。かなり久々。
先週末伊豆に言った話を書いたが,そこで再会した先輩と彼女も知り合い
なので気になったらしい。
特別なことが書いてあったわけではないが,何だか和んだ。
昨日書いた友達からのお別れのプレゼントにしたって同じこと。
大げさではなく,作りこまない,「何気ない」所作に友情を感じ癒されるのだ
と思う今日この頃。

「お手紙」はこちらに全文載っています。
http://www.nara-wu.ac.jp/fusyo/kodomokan/Bungakukan/otegami/otegami1.html
少しクセのあるサイトで,文字化けする可能性あり。
そのときは「表示」→「エンコード」→「自動選択」でおそらく解決。
(Internet Explorerの場合)

| | コメント (5) | トラックバック (0)
|

2006/07/19

石食う女の一生

先週だったか,久々に映画を見てきた。
映画好きの友達が絶賛していた映画。

嫌われ松子の一生

彼女が賞賛していた通り,カラフルな感じが好き。
思えば彼女との腐れ縁の始まりは大学入学直後。
九州に染まることを拒否した僕にとって京都出身の彼女の関西弁は
心地よかった。
卒業研究で同じ研究室に所属し,僕の上京でいったん離れ離れに
なったものの,彼女は修士課程終了後就職して東京方面に出て
きたので腐れ縁は続くのである。
今週末に二ヶ月ぶりくらいに再会予定。

東京の感覚では信じ難いかもしれないが,地方で大学生の一人暮らし
といえば大学のすぐ近くに住むのが常識である。
だから必然的に友達のほとんどが近所に住んでいることになる。
夜中に退屈なので「今から遊びに行っていい?」と友達の家に押しかける
ことも多い。
彼女の家にもよく遊びに行っていた。
良識のある女性なら深夜に恋仲でもない男を家に上げたりしないだろうし,
僕も普通の女性の家に突然押しかけるようなことはしない。
が,彼女の場合は特別というか,お互いに異性としての認識が無い。
ちなみに当時,それぞれ別に付き合っている相手はいた。
彼女とそのような関係になったことなどもちろん無い。
確かゴリラか何かのオスとメスを小さい頃から一緒に育てると成熟しても
お互いに性的感心を持たないというが,それに近い心境かも。
夜中に寝巻き姿のままふらふら遊びに行くと
「あんた,ほんま寂しがりやなあ~」
と風呂上りのすっぴんの彼女が迎えてくれる。
油断しすぎ。重ね重ね言うが,今さら異性としての認識が無いのである。
「焼酎しかないけど適当に飲み~や」
水と氷が常備されているあたり,のんべえの証拠である。

卒業研究を終え,引越しを終えた日。
空っぽになった部屋を出て,最後に残ったのは自転車。
この自転車は彼女に召し上げられる手はずとなっていた。
福岡での生活の最後の日に,自転車を彼女の家まで届ける。
今でもよく覚えている。よく晴れて,3月上旬にしては暖かい日だった。
福岡には何の未練もなく早く東京に行きたかったのだが,この陽気には
少しだけ後ろ髪を引かれた。
自転車を届けて,家の前で暫し立ち話。
思いがけずプレゼントをもらった。
写真立て。
何の気も無くくれたのだろうが,それが一層僕をしみじみとさせる。
覚えている限りではそれが彼女にもらった最初で最後のプレゼント。
「最後」と言うとあたかも彼女がその後死んでしまったかのような誤解を
招くかもしれないが,もちろん健在である。
人類が滅んでも生き延びると言われているほどタフである。
岩をも砕く強靭なあご,全てを消化する万能の胃。
これからも大事にしたいと思える腐れ縁。
今となっては大事な金づる(社会人万歳)。
また一緒に山にでも登りたいところ。
Kirawareayas

| | コメント (2) | トラックバック (0)
|

2006/07/17

伊豆の踊り猫

行ってきました。伊豆は下田へ。
遊びではない。
筑波大の臨海実験所があって,そこでセミナー合宿。
しかし海の日を含む三連休に伊豆。
混まないはずがない。
朝研究室を出て渋滞に巻き込まれながら下田に着いたのが夜7時過ぎ。
何と9時間以上もかかった。
その日の午後に予定していた研究発表会は翌朝に延期。
なんていう状況なのに浄蓮の滝やら天城トンネルやらを見物。
悠長なものである。

着いたら早速研究所の方が予約してくれていた居酒屋へ。
散々飲んだら朝までカラオケ。
研究所の宿舎に戻ったのは朝4時。
そして朝9時から研究発表会。
これはキツイ。
昼過ぎに終わり,その後は釣りに出かける。
そして温泉へ。
家に着いたのは深夜。
皆,元気だ!やっぱり夏だ!

研究所の方々は同じような分野の研究をされているので半分くらいは
学会等ですでに知り合いだった。
そのうちの一人は以前,隣のマリオ研にいた方である。
僕がこの研究室に来た当時,彼女は博士課程にいて,同じ手法を
使って実験されていたので,研究の立ち上げ時にはお世話になった。
控えめで腰が低く,親切丁寧という絵に描いたような「いい人」である。
久々に再会した彼女は心なしかいつもよりテンションが高かった。
懐かしいメンバーとの再会というのはやっぱりいいものだ。
しかし,,,2日目の終わりごろ,釣りをしているときに言われてしまった。

「君は変わったね。
初め会ったころは初々しくてかわいかったのに。」

はぅっ,,,
彼女がうちの後輩と二人で話をしていた直後だったので,きっとこいつが
余計なことを吹き込んだに違いないと思い,尋ねた。

「こいつ,何を言いました?
答えによっては今からこいつを海に落とさなければなりません。」

「ほら,そういうところが!」

ふぐぅっ,,,
そんなに変わったつもりはないが。
確かに最近後輩が増えて先輩面している感はあるけど。
でもその先輩は相変わらずスローライフなオーラを放ついい人で,オンボロ
の車(この車のネタだけでかなり盛り上がれた)を愛でる彼女に久々に
癒された。
そして研究所にいたあまり可愛くないけどどこか憎めない猫にも癒される。
最後に重ねて言っておこう。
我々は勉強のために伊豆へ行ったのです。遊びではない。
Nec_0498as

| | コメント (4) | トラックバック (0)
|

2006/07/14

ひゃっほ~

夏!夏!夏!
大好きな夏!
ちょっと気は早いけど夏!
東京の夏も三回目。
意味の分からんヒートアイランドの暑さにも慣れてきた。
連日研究室の隣の人工芝が気持ちいいラグビー場に忍び込んで
汗だくになりながらサッカーに勤しむ。
いや,そりゃもちろん暑い!
でも,我々の心も熱い!
南アフリカを目指して練習に励む毎日。
ラグビー部の影に怯えながら。
彼らの練習が始まると追い出されるから。
部員がやってくる。

「そろそろ練習始まるからやめてもらえる~?」

なんだよ,その横柄な態度は!
それが人に物を頼む態度か!
だいたいお前らのほうが年下だろ,敬語使えっつーの!
と,心の中で叫びながら「すみませ~ん」と笑顔で去る。
だって怖いんだもん。
ケンカしたら絶対勝てないよ。ラグビー部は反則だよ。

運動を終え戻ってきたときに廊下でパワハラ女王とすれ違う。

「いや~,今日も暑いですね~」

「うん,暑いょね,,,ぅぇええ~!汗かきすぎだよ!

彼女に言わせると「雨にでも打たれたかのような」状態で研究室
周辺を歩いていたら,そりゃいくら暑いといっても驚くかも。
いじめられそうだったので「激しくピペッティングしてたら汗かきました」
と,ごまかして一件落着。
この暑い中はしゃぎまわってバカっぽいけど,いいんです。
不思議と気分が高揚するのが,夏。
明日から一泊で伊豆に遊びに 勉強しに行ってきます。
8月には3号館交流祭!そして新潟へ泊りがけのサンプリング!
イベント目白押し。
夏はもう目の前。
じっとしていられない(一年中)。
くどいようだけど,夏!

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2006/07/13

こちょこちょ

私の脳内には小人が住んでいる。
一人や二人ではない。一億人規模で。
彼らは議院内閣制により脳内を統治,政府の意思決定がそのまま
私の言動となる。
この前提の元に話を進める。

大好きなんです。耳掃除が。
風呂上りの湿った耳の中を綿棒で掃除するのが特に大好き。
しかし綿棒のストックが無くなってから一週間が経とうとしている。
気持ち悪い。気が狂いそうだ。
ついに脳内政府から「耳かき非常事態宣言」が発令される事態に
なった。
臨時脳内国会では賛成多数で「綿棒購入予算案」が承認された。
最新の脳内世論調査でも実に90%以上の小人が「綿棒の購入は
妥当」と回答している。
一刻の猶予もないのだが,ついつい買いそびれてしまう。
今こうしている間も耳の中が気持ち悪くてしょうがない。

耳かき大好きな先輩がちょっと前に耳かきについて悩んでいた。
気持ちいいからと調子に乗って耳かきをやりすぎるともともと
デリケートな耳の中の皮膚が傷つきかゆくなる。
するとまた耳かきしたくなる。
また傷つきかゆくなる。
耳かきしたくなる。
この悪循環から最終的には耳鼻科に行かなければならない人が
けっこういるという新聞記事を読んだらしい。
確かにそんな話は聞いたことがある。
その情報に怯んだ先輩はしばらく耳かきを自粛していたようだが,
さて,今はどうなったのかしら。
そもそも耳かきなんてする必要はないという話を聞いたことがある。
確かに耳かきは「掃除」というよりもただ快楽を求めるためにやって
いる感は否めない。
でも,思うのである。

耳かきやりすぎて病院に行くのか―

それとも我慢してイライラして体調を崩して結局病院に行くのかは―

自由だ~!

耳かきis freedom♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2006/07/09

メリケン・ラボ

研究室がじわりじわりとアメリカナイズされている。
幸い,今のところオーバーリアクションでジョークを交えながら
超フランクに会話するほどまでには至っていない。
最近は毎週のセミナーの後,近所のマックに行くのが流行。
それとは別に,先輩が少し前からコーラにはまっている。
気がつくと私もコーラにはまっている。
アメリカにいる友達の名言。

美味しいからというよりは,水より安いんだもん

日本ではそこまで差し迫った事情はないのだが,何となくコーラを
手放せない日々が続いている。
コーラを片手に「Jailhouse Rock」なんて聞いてるとドーナツ食いすぎ
で死ぬのも悪くない気がしてくるから不思議だ。

でも,そうも言っていられないので,ファッティーな食事を済ませたら
次はエクササイズ!
とりあえず食うもんは食って,後のことはそれから考えようという
対処療法的な考えはいかにもアメリカン。
で,アメリカと言えば野球!
最近となりの研究室の数人といっしょにキャッチボールをするのが
ほとんど日課になっている。
現役野球部の後輩もいて,生意気にカーブなど投げてきやがる。
こちらも消える魔球で応戦できたらいいなあ。
研究室の目の前にラグビー場があって,この春からそこが人工芝に
なり,そこに忍び込んで遊ぶと楽しいのである。
しかし先日,いつも使っていた軟式ボールをなくしてしまって,代わりに
拾った準硬式ボールを使っているのだが,痛くて痛くて。
後輩に軟式ボールを持ってこいとパワーハラスメント お願いしている。
う~ん,数日前から左手親指に違和感が。。。

| | コメント (2) | トラックバック (0)
|

2006/07/08

猫の背中

前回書いた猫の話の続き。
ひとん家の前でごろ寝している,あの図々しい爺猫。
金曜の夜,向かいの研究室にこの春までいた先輩が遊びに
来ていて,小さな飲み会があったので帰りが少し遅くなった。
家に帰ると,あいつが座っていた。
いつもだらしなく寝転がっているあいつがこの夜に限り,行儀
よく座っていた。
ただ黙ってこちらを見ていた。

少し時間を遡って,木曜日。
注文していた品が届いたので,さっそく実験することにした。
しかしなかなかうまくいかない。
小さな失敗にイライラしてさらに失敗を呼ぶ。
結局途中で投げ出してビールを飲んでしまった。
せめて爺猫の顔でも見て癒されるか,と家に帰るも,あいつは
いない。こんなときに限って。
何だか裏切られたような気がした。
肝心なときに使えないやつだ,とイライラを募らせながら木曜日
は終わった。

翌朝,気を取り直してサンプルを作り直し,再実験。
不思議と集中力が続く。
小さなミスは多少あったものの,驚くほど冷静でいられた。
いつもならイライラしてヒステリックになってガラスを叩きつけて
割るのに,そのような暴力行為は皆無だった。
結局,二日間に分けてやろうとしていた実験を一日で終えた。
しかも夜遅く始まった小さな飲み会に参加する余裕まであった。

そして家路につく。
家に帰ると,あいつが座っていた。
いつもだらしなく寝転がっているあいつがこの夜に限り,行儀
よく座っていた。
ただ黙ってこちらを見ていた。
今までに見たことの無い真剣な眼差し。
いったいどうしたのだろう。
何だかよくわからないまま,通り過ぎて家に入った。
入る直前に振り返ったら,そこにはもうあいつの姿は無かった。
でも確かに聞こえた。
風の音に微かに混ざって「ふんっ」と鼻で笑うあいつの声が。

木曜の夜,あいつがいなかったのは裏切りではないのかも。
消耗した日に安易に彼に頼ろうとした自分をあえて突き放して
でも翌日には陰ながら背中を押してくれていたのかも。
金曜の夜の真剣な眼差しには,無愛想なあいつなりの優しさが
込められていたのかもしれない。
ただの深読みかもしれないが,そう思うことで救われる。
だからいずれにせよあいつに助けられたのは確かなこと。
七夕の日にほんのちょっと猫の手を貸してくれた粋なあいつに,
本人(本猫?)の前では絶対に言えないけど,ありがとう。

| | コメント (2) | トラックバック (0)
|

2006/07/04

ふりかえればやつがいる

我が家の目の前を散歩コースにしている猫がいる。
おそらく野良で,見たところかなり年老いている。
お世辞にも可愛いとは言えない。
不細工で,そのうえ無愛想ときている。
朝カーテンを開けるとよく窓に彼のシルエットが映っている。
窓のすぐ前にある塀の上がお気に入りの場所らしく,冬場の晴れた朝
などはよくそこで日向ぼっこしている。
「彼」と書いたが,オスかメスか分からない。
でもそのオヤジくさい顔や仕草からは爺猫だとしか思えない。
もし婆猫だったら申し訳ないが,いずれにせよ大した問題ではあるまい。

夜,疲れて家に帰ると玄関前に彼は寝転がっている。
相変わらずの無愛想。
しかもだらりと無気力に転がったその姿はオヤジそのもの。
「おっ,また来てるな」とこちらが愛想を振りまいても,「何見てんだよ」と
言わんばかりのふてぶてしい表情。
人の家の玄関先で図々しいやつだ,とだんだん腹が立ってくる。
でもなぜか不思議と心が通じる気がするのである。
病んだ私はいつの間にか猫と会話する術を身につけたらしい。
他の猫では無理だが,この爺猫に関しては心の声が聞こえる。
先ほどの「何見てんだよ」も,確かにそう聞こえたのである。

毎晩毎晩,家に帰ると必ず彼は寝転がっている。
寝る場所なんて他にいくらでもあるだろうに,わざわざうちの玄関先で。
これで愛想でも振りまいてくれれば少しは癒されるだろうに,相変わらず
「何見てんだよ」と言うばかり。可愛くない。
でも最近は「どうよ?」と声をかけてくるようになった。
「おまえの知ったことか」と素通りしてしまうのだが。
本当は彼の声に,ほっと癒されているのかもしれない。
なかなか素直になれないけど。
心を開いて近況を話すべきなのだろうか。
でもあんな無愛想なやつの前でへらへらしたくない。
この一人と一匹の奇妙な関係はこの先どうなるのだろうか。
「人の家の前で図々しいんだよ」と言いながらも今晩も家に帰るのを少し
楽しみにしている自分に気づく。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2006/07/02

フィナーレ

飲み会が3日間続いた。
さすがにキツイ。
胃腸が,肝臓が,悲鳴をあげている。
とにかく気持ち悪くて研究室の近くの「お約束」のラーメン屋でも
初めて食べきれずに残してしまった。
かなりこってり系で有名なところではあるが,ショックだ。
ある程度食べた段階で身の危険を感じた。
この一口で喉の奥の逆止弁(特許出願中)が崩壊,逆流する,と。
昨日はさすがにあまり飲まなかった,というか飲めなかったので
毒抜きというわけでもないだろうが今朝は容態がよくなっている。

木曜日,金曜日と隣の研究室で飲んだくれ。
そして土曜日。
この春から別の研究室に移られた敬愛する先輩がやってきた!
廊下を歩いていると研究室の入り口付近に見慣れぬシルエットが。
逆光でよく見えなかったのだが(今思えばあれは後光が差していた
に違いない)微笑みかけてくれるそのお方の正体に気づいたとき,
100ギガ・タンモメンの衝撃が走り幽体離脱,心はすでにその場に
なかった。とてもいい再会だった。
(1ギガ・タンモメン=一反木綿10億人分の浮力に相当する気分の舞い上がり)
現実世界でお会いするのは実に約三ヶ月ぶり。
今の研究室ではとにかく多忙だと聞いていて心配していた。
白髪になってたらどうしよう!
でも年老いてもそれはそれで美貌を保っているだろう,ということで
落ち着いた。幸いなことに,実際にはお元気そうで何より。
ラーメン屋の帰り道,メキシコ人・ジャニータ氏が道端で捕まえた
アオダイショウを侍らせ戯れる様子に癒される。
ヘビを腕にからませたその姿からクレオパトラを連想してしまった
のはきっと彼女の持つ妖艶な魅力のなせる業。

普段は土曜日はあまり人がいないのに昨日はなぜか人が多くて
そのまま飲みに突入するのは自然な流れだった。
先輩は実験のために来られたのだが,大丈夫だったのかしら?
後で考えると昨日いた人たちは皆,古参組。
つい数ヶ月前までは当たり前だったメンバー。
当たり前の日常も今では貴重な瞬間になってしまったのだなあ,と
祭のあと,しみじみと思う。
でも,ふとした弾みにこのような瞬間があるからこそ,普段の生活
でも頑張れる。マンネリ化しがちな日々に一振りのスパイス。
それでは皆さんご一緒に。

ひぃやっほぅぃいゃ~!

| | コメント (3) | トラックバック (0)
|

2006/07/01

赤提灯

隣の研究室の友達がついに暗黒の時代に終止符を打ち,就職の内定獲得。
生物系とは全く関係の無い自称・証券マンらしい。
おめでとう!
という理由付けはともかく,ボスのマリオ先生は飲む気満々。
彼は退職後に居酒屋でもやりたいと日ごろぼやいている。
退職後,と言わず今にも始めそうな勢いだが。
実際,すでに彼の部屋は研究者が集い,酒を交わしながら談義する場と
なっている。
研究上は接点のない人たちが集まるので,なかなかいいことだと思う。
ただ,どうしてもメンバーは知り合いだけに固定されてしまう。
いずれ「飲んでいます」という合図のために部屋の入り口にそれこそ暖簾か
赤提灯でも出すか,と言っている(ちなみに小さな看板は出ている)。
とりあえず昨日はドアを開けて飲むことにした。
そして廊下を通りかかってたまたま目のあった人を拉致・監禁。
強制的に広がる友達の輪!ダークサイドへの誘い!
気がつくと向かいの研究室の方々がマジョリティーになっていた。

我々は3号館という比較的小さな建物内に研究室を構えている。
何もしなければ基本的に他研究室との交流はない。
せっかくいろいろな人が集まっているのに交流しないのはもったいない。
3号館の交流パーティーなんてあるとおもしろい。
去年の10月に,ついにマリオ先生が動いて3号館交流・屋上サンマ祭が
実現する運びとなった。
うやむやにされて手柄は全て横取りされたが,きっかけを作ったのは何を
隠そう,この私です。
まあそれはいいとして,その祭が大成功だったので,この夏にまた屋上で
3号館祭を開こうという企画が盛り上がっている。
先々週くらいに勝手に決めたのだが,毎月3日は3号館の日になった。
向かいの研究室のシダ職人に「パチンコ屋じゃないんだから」とつっこまれ
ても気にしない。どうか我らを止めないでおくれ。
記念すべき第1回3号館の日は8月3日ということで調整が進んでいる。
この段階まで来ればもう間違いなく開催されるだろう。
今日から7月!夏はもう目と鼻の先!
たまらんねえ,この胸の高鳴り。
5メガ・タンモメン(※)くらい。
最近友達に習った,元気なときにもっと元気になる呼吸法 絶叫法を実践。

ひゃっほぅぃゃっはっぁ~!!

けーちゃん,こんな感じ?

(※)1メガ・タンモメン=一反木綿100万人分の浮力に相当する気持ちの舞い上がり

| | コメント (2) | トラックバック (0)
|

« 2006年6月 | トップページ | 2006年8月 »