ある朝の再会
行きつけの,,,と言ってもここ数ヶ月行っていないカフェ。
大学のすぐそばにあるのだが学生はほとんどいない。
学生(集団行動する輩)が大嫌いなので大学の近くにこういう
隠れ家があると重宝する。
午後になると近所のおばさんたちのたまり場になって,それは
それでうるさくて鬱陶しいのだが。
朝の時間を静かに過ごすにはちょうどいい。
静か,と言っても全く音がないわけではない。
店内には音楽が流れているし,通りに面しているので時折,
通行人の声や車の音も聞こえる。
それに経営者らしきおばちゃんと若い店員の話し声や料理を
作る音が止むことはない。
でもそれらは全て心地よい音であり,それらを含めて「静かな」
空間なのである。
何となく,好きなエドワード・ホッパーの絵を当てはめたくなる
お気に入りの光景(実際に飾ってあるのはクリムトだけど)。
今朝,久しぶりに訪れてみた。
「あら,久しぶり!しばらく見ないけど元気だった?」
と,おばちゃんが迎えてくれる。
何も言わずともコーヒーが出てくる。
そして特別サービスのクッキー。
春を思わせる暖かい陽気の下,論文を眺めながらコーヒーを
飲み,時折窓の外に目をやりつつ静かな朝を満喫。
変わりない隠れ家で癒され,一息ついたら現実世界へ戻る。
サンプルが豊富で忙しくなるこの時期,遊びの予定もたくさん。
多少混乱気味ではあるが,いつも通りノリで何とか乗り切ろう。
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