« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »

2007年5月

2007/05/29

オーラの病院

麻疹(はしか)が流行ってますね。
キャンパス内にも所々注意を促す張り紙があって,研究棟の入り口
にももれなく貼られてました。
もしキャンパス閉鎖なんてことになったらどうなるんでしょう??
特に生物系の研究室で細胞を培養したりしている人たちにとっては
大惨事です。

麻疹といえば,半年ほど前に全身に謎の発疹が現れました。
麻疹ではなかったのですが(当時は「麻疹」なんて思いつきも
しませんでした)。
特にかゆいわけでもないのですが,とにかく気になります。
そこで病院に行ったんですよ。

最初に行った皮膚科は最悪でした。
思うに彼は医者になるべき人間ではありません。
露骨にいい加減な診断をしてました。
素人なら騙せるかもしれませんが私はこれでも研究者の卵。
いい加減なことを言っているのはすぐに見抜けます。
「原因ははっきりしませんがとりあえずこの薬を試しましょう」
これには呆れました。本当に呆れた。
なぜ原因が分からないのに薬を処方できるのか?
しかもステロイド系の薬。
2~3日試しましたが馬鹿げているので即効やめました。

その医者にはさっさと見切りをつけて別の皮膚科に行きました。
で,その医者が似てるんですよ,某泉のあの人に。
顔が,というより喋り方とか雰囲気とか,もうそれこそオーラが
そっくりなのです。スピリチュアルです。
残念ながら隣には黄色い長髪の性別不詳な看護師はいません
でしたけど。和服も着てませんでした。
でもきっとカルテにはオーラの色と前世の職業等を書かれた
はずです。

前の皮膚科でもらった薬を見せたら,
「これはステロイド系の薬の中でも最強なやつですよ。
いきなりこれを処方するなんて信じられない。」
と言われました。
いやはや,即効使うのをやめて正解でした。
彼のスピリチュアルな診断結果では,
「多分ストレスとか精神的なものでしょう。
ほっとけば治りますよ。」
ということでした。
同じいい加減なことを言うのでも彼の場合はちゃんと相手の
反応を見ながら,文字通りカウンセリングを行ってくれました。
これはかなり頭がよくないとできないことです。
疑い深い私もさすがに彼には負けて彼を信じることにしました。
ものすごく弱い軟膏(もちろんステロイドではありません)を処方
され,そうこうしているうちにいつの間にか治りました。
あっ,ちなみに25年間生きてきて気づかなかった私の「乾燥肌」
をスピリチュアルに指摘してくれたのも彼です(自分の肌のこと
なんて全く興味がなかったので気づきませんでした)。
医者に求められるのって学力じゃありませんよ。
患者を安心させられる頭のよさ(機転とか頭の回転)と人柄。
所詮は接客業ですからね。

| | コメント (0) | トラックバック (1)
|

2007/05/26

3号館の明日を築く

我々の研究室は3号館という建物の3階にあります。
昨夜,廊下に漂う素敵な匂いに誘引されて,光に群がる虫のごとく
3階の片隅にある多目的室(実質「コピー室」になっている)へと
吸い込まれていきました。
ドアを開けると中にいたメンバーは主に向かいの研究室の人々。
でもそこの先生はいなくて代わりに隣の研究室の先生とさらにその
隣の研究室の先生がいました。
そしてソファ(廃棄処分される予定だったものを隣の先生が拾って
きた)に腰掛けて小宴会が催されていました。
知らないと不思議に思えるかもしれませんが意外と見慣れた光景
なのです,これが。
そして最終的にはお決まりのコアメンバーだけが残されて,,,
これもいつものことです。
この一週間,立て続けにつまらない飲み会でイライラが募っていた
だけに,昨夜は楽しかった!
飲み会のメンバーってけっこう重要ですね。

昨夜の議題(?)は意外と真面目でした。
3号館の交流について。
うちの研究科は多種多様な研究分野が混在するとてもヘテロな
環境です。
せっかくそういう,ある意味,異文化交流できる状況にありながら
そのための場がない,というのはもったいない!
研究科全体の規模(職員だけでも数百人)ではなかなか難しい
のですが,せめて「3号館」という枠の中でならもっと活発に交流
できるのではないか(実際,過去に数回行われた3号館祭は大盛況
でした)。
特に隣の先生がけっこう真剣にこの問題を考えています。
そして3号館の交流を活発化させたいという意見に賛同する人は
かなり多いのも事実です。

この気運の高まり。もうやるしかない!
実質コピー室になって形骸化してしまっている多目的室を文字通りの
「多目的」室として再生し,誰でも使えるサロンとして解放しよう!
毎週金曜日は1階のセミナー室でお茶会/宴会を開こう!
もうこの際,正面玄関のロビーをサロンにしてしまおう!
現実的にはけっこう面倒です。
でも,酒の席での戯言で終わらせたくはない,いい話だと思います。

| | コメント (2) | トラックバック (0)
|

2007/05/22

ミッション・割とポッシブル

我が研究室には諜報機関が設置されています。
主に研究室内で活動するLI 5(Laboratory Interigence)と研究室外で
活動するLI 6。
大学院生として日々研究に励みながら,一方で研究室の諜報部員
としての裏の顔を持つ―。
そんな私の今回の任務は11:58AMに東京駅八重洲南口を通過する
ある研究者から研究用サンプルを受け取ること。

敵はどこに潜むか分かりません。
そこでスパイと言えば,ハイテク装備!
今どきレーザー光線銃くらい持ち歩かなければ格好がつきません。
とりあえず研究室には当たると思わず「熱っ!!」となるくらいの強さ
のレーザーがあります。
しかし何しろでかくて重い。
しかもコンセントがないと使えません。
それだけ苦労して持ち歩いたとして所詮は「熱っ!!」となる程度の
威力でしかないんですけどね。皮膚を貫通なんて無理,無理!
持ち歩けるとすれば,せいぜいレーザーポインタくらいか。
敵に襲われたときもこのレーザーポインタさえあれば,,,
(1)相手の目を狙って照射。かなり陰湿な嫌がらせ攻撃です。
(2)モールス信号で助けを呼べます・・・---・・・,・・・---・・・
「普通に叫んだほうが早いだろ!」って?
それはいけません。
大声で助けを呼ぶスパイは格好悪いからです。

もうちょっとスマートなハイテク武器はないものか。
そうそう,最近買った極薄携帯電話。この薄さはハイテクの粋です。
春先によくCMしてたD○C○M○のアレね。
あまりに薄くてボタンを押しづらいのが難点ですけど。
敵に襲われたらこれで110番しましょう。
えっ,スパイが警察に頼るのかって?
大丈夫。東京の場合,「警視庁」なので響きがちょっと格好いいから。
個人的には「大江戸警察」あるいは「首都警察東京」という呼称を推奨
してますけど。
あっ,滋賀に潜入している仲間の話では滋賀県警はすでに敵の手に
落ちている可能性があり要注意だそうです。

そんなこんなで無事東京駅で研究者と遭遇。
合言葉を交わし本人確認。
「バフンウニもめっきり調子が悪くなってきましたね。」
「カタユウレイボヤは今が一番輝いてますよ。」
ところでスパイと言えば格好いい車(もちろんハイテク)が欠かせません。
サンプルを無事受け取ったら,やっぱりハイテクな車で帰りたいですよね。
そこでスペシャルカードキー(別名Suica)を使ってテレビモニターがたくさん
搭載されたローリンググリーンカー(別名山手線)に乗って研究室に帰還。
これで今回の任務は無事終了。
今日も世界平和のために研究室で頑張ってます。

※この話は実話を基にしたフィクションです。
登場人物・団体は概ね実在しますが,嘘・大げさ・まぎらわしい要素が
多分に含まれています(特に彼らの言動については)。
ご了承ください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2007/05/21

プチ共同研究(本編)

さて,GFPについて一通り説明したところで,早速それを使った私の
研究の話です。
我々の研究室ではウニの精子を研究材料に使っています。
同じくメジャーな研究材料としてホヤの精子があります。
最近,筑波大学のある研究グループが遺伝子操作によりGFPを作る
ホヤの精子を作り出す技術を確立しました。
つまり緑色に光る精子です。
私が最近開発中の実験システム(含・時差ぼけ君)とその光る精子
を組み合わせた共同研究をすることになったのです。
ちなみに,あまり馴染みがないかもしれませんが,ホヤは貝の中身を
取り出したようなふにゃふにゃした生き物です。
個人的には「アサリ→ホヤ」の関係を「カタツムリ→ナメクジ」の関係と
等価だと考えています。
学術的根拠は一切ないのでさらりと聞き流してください。

共同研究の話自体は数ヶ月前からあったのですが,急遽試しの
サンプルを送る,と言われたのが一週間前。
いやいや,まだシステムは開発途上。
普段使ってるウニの精子でも成功してない実験を使い慣れないホヤ
の精子で突然やれだなんて!
焦りました。
五輪前のアテネや北京を彷彿とさせる急ピッチな作業の始まりです。

当初一ヶ月程度かかると思った作業を見事一週間で終わらせました。
背水の陣とはよく言ったもので,やればできるもんですね。
こうしてサンプル到着まで数日を残して,システムは完成しました。
使い慣れたサンプルでの予備実験は無事クリア。
万全を期すため,ちゃんとGFPサンプルでも実験可能か調べることに
しました。
そこで登場するのが向かいの研究室のパワハラ女王です。
彼女の持っている,GFPを作るコケ(もちろん遺伝子組み換え体)に
目をつけたのです。
先日,蛍光顕微鏡のノウハウを教えてあげた貸しがあったので
すんなりご提供いただきました。
で,その光るコケでもおもしろいくらいうまく予備実験は成功しました。
まあこれもちょっとした共同研究ですよね。
女王陛下には翌日ちゃんとドラ焼きを献上いたしました。
そして今日はこれからいよいよ本番!
ちなみに今回のサンプルで感触をつかんだら,今度は先方の研究室に
私の実験システム一式(冷蔵庫運ぶくらい大変ですが)を持ち込んで
数週間泊り込みで実験する予定です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2007/05/19

プチ共同研究(序論)

GFP(green fluorescent protein)と呼ばれるタンパク質があります。
ニュースなどで「緑色蛍光タンパク」なんていう日本語名を時々見かけ
ますが研究者がこの呼び名を使うことはまずありません。
1960年代に下村脩らによってオワンクラゲという光るクラゲの体内から
発見されました(そう,発見者は日本人です!)。
GFPに青色の光を当てると緑色に光ります(「蛍光」と呼びます)。
それがどうした,という感じでしょう?
ちゃんとした使い道が見つかって普及するようになったのは,発見から
実に30年ほどたった1990年代になってからのことです。

GFPの普及の裏には遺伝子操作の技術の進歩があるんですね。
つまり,GFPを作る遺伝子をマウスなど他の生き物の細胞内に入れて
しまって緑色に光るマウスなんかを作れるようになったのです。
例えばあるタンパク質にGFPをくっつけることも可能です。
多くのタンパク質は基本的に顕微鏡では見えないのですが,光らせる
ことによってその居場所を突き止めることができるのです。
少し難しいことを言うと,遺伝子の発現やタンパク質の局在を顕微鏡で
調べることが可能になり,分子生物学や細胞生物学などの分野に
画期的な進歩をもたらしたのがGFPなのです。
下村氏は近いうちにノーベル賞を取るのではないか,と予想している
研究者も多くいます(うちのボスもその一人です)。
今は何の役に立つのか分からない研究が数十年後に多くの分野で
必要不可欠となり,やがてはノーベル賞級にまで登りつめる。
これがやはり基礎研究の重要性だと思うし,基礎研究に携わる者と
してそういう研究をやっていきたいものです。

さて,今では日常生活でいうところのハサミとかセロハンテープぐらい
生物系研究室では日常的に使われているGFPですが,私もちょっと
した事情で初めて使うことになりました。
続きはまた次回。
GFPだけではなくいろいろな蛍光物質で染めた細胞の顕微鏡写真の
ギャラリーがいつもお世話になっているMolecular Probesのサイトに
あるのでぜひ眺めてみてください。
これ,普通に見ようと思っても全部透明で見えないんですよ!
http://probes.invitrogen.com/servlets/gallery?id=12&company=probes

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2007/05/16

澄み渡る五月晴れの空の下

京都の友達の結婚式に出てきました。
月並みな表現ですが,いい式でした。
案の定,ほとんどまともに話はできなかったのですが,夏に
地元・岡山のみんなで囲んで祝おうという話も浮上している
ので楽しみです。
披露宴と二次会では頑なに拒まれましたが,絶対に飲ませ
まくってやります。

さて,結婚といえば,「ドラえもん」ののび太君としずかちゃん
が成長した後,結婚することはあまりにも有名です。
その結婚前夜の有名なエピソードがあります。
コミックス25巻に収録されているのでぜひ知らない方はぜひ,
知っている方ももう一度読み直してみてください。
結婚前夜,しずかちゃんは自宅でお父さんと二人きりで話を
します。
この期に及んでまだ将来に不安を感じ迷っているしずかちゃん
にお父さんはこう言います。
「のび太くんを選んだきみの判断は正しかったと思うよ。
あの青年は人の幸せを願い,人の不幸を悲しむことのできる
人だ。
それがいちばん人間にとってだいじなことだからね。
かれなら,まちがいなくきみをしあわせにしてくれるとぼくは
信じているよ。」

結婚した友達とは高校のときからの付き合いです。
彼は「バカ」がつくほど正直な性格です。
だから時には私のようにずる賢い人間に騙されることもあるかと
思います(高校時代の私の悪態ぶりを友達のスピーチで暴露
されてしまいました,すみません)。
でもそんなこと人生において微々たるものだと思うのです。
他人からどう見えても当人たちが幸せならそれでいい。
イワンのようにバカに生きることがどんなに素晴らしいことか。
うちの大学の学長が卒業式の挨拶で「愚直であれ」と説いた
そうですが,結婚した友達はまさにそれを体現しているのだと
思います。
結婚を決意したときのように,自分の気持ちに正直に生きていけ
れば,彼のことだからきっと幸せな家庭を築けると思います。
あ,もちろんそれとは関係なく,夏に会ったときはつぶれるまで
飲ませてやるけどね(はぁ,高校時代から成長してない私)。

| | コメント (6) | トラックバック (1)
|

2007/05/12

明日は京へ馳せ参ず

明日は京都の友達の結婚式。
というわけで祝儀袋に名前を書かねば。
とても憂鬱です。
字を書くのが大の苦手なのです。
一応,小学生のときに書道を習っていたはずなんですけどね。
結婚式場でバイトしている(そしてそれが恐ろしく似合っている)
隣の研究室の後輩に裏技を教えてもらいました。
パソコンの毛筆フォントで書いたものをプリントして,それを
上からなぞって書くとうまく書ける!という技です。
早速試してみました。
で,これが予想以上に素晴らしい技だったのです!
普段はミミズを這わせたような字しか書けない私ですが,
書いた本人がびっくりするほど綺麗な字を書けました。
別の後輩に見せたら,「はいはい(どうせ印刷したんでしょ)」と
冷たくあしらわれました。
印刷物と間違われるほど綺麗に書けるなんて,本当に素晴らしい
技です。
でも一番綺麗に書けたのは名前でもなく,住所でもなく,はぁ,,,
悲しきかな,「金参萬円」の文字でした。
京都。
本当なら今日,岡山の実家に帰ってそこから行くと随分と楽です。
でも今日はこれからサディスティックなお姉さま方と飲む約束が
あるので,明日は早起きして京都に向かわねばなりません。
起きれるかしら。。。
Nec_0026

| | コメント (6) | トラックバック (1)
|

2007/05/10

JET LAG BOY

この喜び,この興奮をいかに抑えることができようか!
昨夜は気持ちが舞い上がって眠れませんでした(その分,今朝
ゆっくり寝ました)。
開発中のシャッタ制御装置「時差ぼけ君(駒場ホトニクス)」が
ついに完成したのです!
浜松ホトニクスさんのイメージインテンシファイア(画像増幅器)と
並べて置いてみると何だかヒヤッとするデザインですね。
気にしない,気にしない。
難しい話は抜きです。
この写真から私の苦悩の日々と今の喜びを感じ取ってください。

Nec_0023

Nec_0024

Nec_0025

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2007/05/09

地球を大切に!

先月から作り続けている,レーザーのシャッタと画像増幅器のシャッタを
時間差で制御するためのドライバ,「時差ぼけ君」。
想像以上に悪戦苦闘してます。
試作機(信号発生回路のみ)がようやくできたのが連休前(参照)。
連休中に周辺の回路と合わせて組み立てました。
この先は若干マニアックな話なので電子回路は苦手だという方は
ぶっ飛ばして最後の写真だけ見て苦労を感じ取っていただければ
幸いです。

全部組み立てる前に,途中の段階で出来上がった部分だけ駆動して
信号の発生を確認することにしました。
が,,,
動かない!
とってもノイジー。
オシロスコープにはノイズだらけの波形しか表示されません。
たまたまいた先輩に相談したらあれこれ指南を授かりました。
ノイズを詳しく調べると,悪名高い「50Hz」のノイズであることが判明
しました。
「試し」なので電源に電池を使っていのがよくなかったようです。
つまり,ちゃんとアースを取ってなかったのでノイズだらけになって
しまったようです。
事実,宙に浮いた回路をちゃんとアースにつないだら驚くほど綺麗な
波形になりました。
アースって重要ですね。
いやはや,大いなる地球に頭が上がりません。

しかし,その後もトラブルは続くのです。
信号はちゃんと出るのに,その信号で動かすべき画像増幅器が
動かない!
画像増幅器の入力インピーダンスが極めて低く,電流不足が原因
だろうということで,メーカーに相談しました。
自作回路で動かそうという旨を伝えたら苦笑いされて,でも親切に
解決策を教えてくれました。
信号発生に使っている「555」と呼ばれるICでは出力電流が足りない
のでバッファを使いなさいとのことでした。
TTLを使うように言われましたが手元にCMOSがちょうどあったので
そいつを使って(しかも並列に二つつないで電流2倍!)ようやく
全ての動作が確認されました。
機能的にはこれでついに完成です!
後は仕上げ。
回路を収めた金属ケースの操作パネルを作って(金属板にスイッチ類
をはめ込む穴を開けたりラベルを作ったり)完成です!
というわけで本日は金属工作のお時間です。
Nec_0019

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2007/05/03

味がぴしゃっとついとぉ

岡山に帰ってました。
そしてはづきさんと福岡に行ってきました。
大学卒業以来だから三年ちょっとぶり!
当初,車で行く予定が諸事情により急遽新幹線となった挙句に
もれなく雨も降り,いつもながらドタバタの旅でした。
一泊二日の滞在。
一日目は,昼頃に博多に着いて,ホテルに荷物を預けてマリン
ワールドに行きました。
福岡では有名な水族館です。
ここでははづきさんの大学時代の友達が働いていて,割引券を
もらったので冷やかしにいったのです。
三年半ぶりに会った友達は相変わらずミラクルなオーラを全開に
放っていました。癒されます。

夕方ホテルに戻ってチェックインを済ませると,卒研のとき以来
お世話になっているimfk氏と合流して飲みに行きました。
本当は馴染みの店に行きたかったのですが,祝日でどこも
閉まっていたので仕方なく初めての店に入りました。
焼き鳥屋なのですが,その値段に驚愕!
どれもたいてい一本60円前後です!
でも,はっと我に返りました。
これが当たり前だよな,と。
大学時代を福岡で過ごし,焼き鳥も福岡で覚えた私にとって上京
して間もない頃は都内の焼き鳥の相場に驚いたものです。
福岡では「皮」なんて50~60円くらいのものです。
それが東京で200円で売られているのを見たときの驚きといったら!
福岡。住むのにはいい街だと久々に実感。

さて,imfk氏と言えばカメラの兄弟子。
カメラつながりで仲良くなったと言っても過言ではない方です。
もれなくパソコンを持参していて(流石!)焼き鳥を食べながら最近の
写真を見せてもらいました。
娘さんが生まれて一年ちょっと。
もちろん被写体にならないわけがありません。
たくさん写真を見せてもらいましたが,どれもものすごく上手に撮れて
いるので驚きました。
私は最近カメラをサボり気味で,うかうかしている間に随分と腕の差を
引き離されてしまったようです。
やはり「撮りたいもの」がはっきりしているとモチベーションも上がって
自然と上達するのでしょう。
自分にも子どもが出来れば同じようなことが起こるに違いない。。。
とりあえず,苦手なストロボ撮影の裏技を教えてもらったので精進して
練習に励みます。

さて,二日目。
卒研時代を過ごした研究室を訪れました。
キャンパス内に入ると,頭上を,しかも手が届きそうな高さのところを
轟音を上げながら飛ぶ飛行機!
そう,空港のすぐ近くにあるこのキャンパスの名物です。
ちなみに講義中,飛行機が頭上を通る度に先生はしばらく黙らねば
なりません(話し続けると聞こえませんから)。
ああ,懐かしい。
いよいよ中央図書館の脇にある理学部の建物にやって参りました。
ドキドキしながら五階の研究室に向かいます。
往年のメンバーは半分くらいに減って知らない顔も増えていましたが,
それでも懐かしい先輩たちと暫し話し込みました。

「おまえがD2だなんて信じられん」
「どうせ実験なんかしてないんだろ」
何だかひどい言われようでした。
でもどうやら丸くなったらしい(もちろん見た目じゃなくて精神の話)。
もともとそんなに尖ってたつもりもないのですが。。。
いやしかし久々に会ってこういうくだらない会話をするのって楽しい
ですね。
今の環境では身の周りに年長者があまりいないのでこうやって
いじってくれる人もいないのです。

帰りに他の研究室の友達にもばったり遭遇できてよかった!
同期の中でも数少ないドクター組です。
お互い頑張りましょう。

そんなこんなで大学を後にし,一路天神(福岡最大の繁華街)へ。
福岡に住んでいた頃よく行っていた大名という小洒落た街まで行く
元気はなかったのですが,懐かしい感じでした。
新しい地下鉄線が開通していたり大学の目と鼻の先にスタバが
できていたり(学生時代にあったらきっと毎日のように通っていたに
違いない),いろいろ以前と変わったところもありますが,テレビを
つければ有名な明太子屋のCMが流れたり(時々ぴしゃっと時間を
知らせてくれます),地下鉄内であちらこちらから聞こえてくる声が
ものすごく訛っていたり,相も変らぬ福岡でした。
生協食堂の「朝定」を食べ損なったのが心残りです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »