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2008年6月

2008/06/29

そこに壁があるから!

乗り越えられない壁なんてないと思っていたけど今回は正直
「無理かも」って思いました。
精神的な壁ではなく物理的な壁の話。
テレビで見て不意にやりたくなってしまったのです。
ロッククライミング。
「やりたい!」と思いながら黙っていられる性格ではありません。
つくばの友達の家の近くにロッククライミングを体験できる場所が
あるというのを思い出して(前回誘われたときは興味がなくて
断ってしまった),わがまま言って連れてってもらいました。
室内の人工の壁です。
せいぜい2~3メートルぐらいだろう,と完全になめてました。
壁の下に立ってみました。
はい,15メートル。
帰ろうかと思いました。

こんな壁,初めてでも登れるのか?!
インストラクターのお兄さんの一言。
「小学生でも登れますから」
そんなこと言われたら帰れません。
難易度が若干違う二つのコースがあって,もちろん簡単な
方で,,,と思ったらまたお兄さんの一言。
「ええ~そんなあ!難しいほうにしましょうよ~!」
はい,断れません。
悲しいかな,期待を裏切れない性格。
というか挑発に弱すぎる。。。

まんまと乗せられて難しいほうの壁に挑みました。
思ったより簡単で調子に乗って進んでいきました。
(BGM:スパ~イダマ~ン♪スパ~イダマン♪)
もう少しで天井だ,と思ったあたりで難関が。
下から見ていてもなんかあのあたりの壁は出っ張ってるよな
と思っていましたが,実際たどり着いてみると思った以上に
出っ張ってます。
しかも次に手をひっかけられる岩は,手を伸ばしても絶対に
届かない場所にある。
つまり片手片足を浮かせた状態で思い切って上に登らねば
ならぬのです。
この高さで体を浮かせるなんて,,,恐怖心との戦いです。
しかも10メートル以上登ってきているので疲労で手足が
プルプル震えてます。
しばし立ち止まって精神統一と,体力の回復を見込む。
もう後には引けません。

ファイト~!!

いっぱ~~~つ!!!!!!!

リポビタンDの一人芝居でなんとか乗り切りました。
天井にタッチしてゴール!
楽しかったです。
野球場のバックネットとかビルの壁とかに登りたがる人の
気持ちが少し理解できました。
ぜひまた挑みたい。
そしてできればこの調子で研究の壁も乗り越えたい。。。

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2008/06/26

ロックと物理で宇宙を作れ!

実験を終えた後,突然思い立ってレイトショーを見てきました。
レイトショーなんて久しぶり,,,と思ってよく考えたら上京して
初めて,実に5年ぶりです。

「神様のパズル」

全編物理一色です。
アインシュタインをネタによくぞここまで話を広げられたものだ
と感心します。
ただちょっとマニアックなので,「超ひも理論」とか「E=mc2」とか
聞いてピンと来ない方,わくわくしない方には辛いかも。
逆に私のようなカオス理論信望者にはたまらない映画でした。

ストーリーとしてはベタな展開や荒い描写が多くてイマイチかも
しれませんが終始大興奮でした。
なぜなら,,,

なんとSPring8でロケやってる!!

びっくりです。
冒頭のシーンでSPring8の空撮映像が出てびっくり。
しかもSPring8の真上に巨大な加速器が建造されてる!
もちろんCG合成ですけど,「むげん」と名づけられた八の字型の
加速器です。
なぜわざわざ宙に浮かせる必要があるのか,,,まあそれが
映画というものでしょうか。

その後もSPring8が舞台の中心となっていて,本当に驚きですが
本物のビームラインで撮影してました。
よくあんなところで撮影できたなあと思います。
研究者が年中無休で24時間入れ替わり立ち代り引っ詰めている
ような場所ですよ。
ご丁寧に宿舎の部屋でも撮影してました。
研究の妨げになっていたとしたら遺憾ですが,こんなことするなら
映画館でSPring8ユーザー割引でもしてほしいものです。

若干ネタバレですが,終盤SPring8(劇中では「むげん」という設定)
がえらいことになってました。
システムがハッキングされて制御不能になったり車突っ込んだり。
傑作だったのは,
「指紋認証が作動しない!」
と,カードリーダーの前で叫んでいるシーン(SPring8は指紋認証
ではなくカードキーなのです)。
そりゃ認識しないでしょうね。

冷静に振り返るとあまり評価できない映画ですが,それでも見ている
最中も見た直後もかなり興奮してしまったおもしろい映画でした。
ストーリーとしては大しておもしろくないこの映画にここまで興奮した
理由は二つ。
物理(とくにアインシュタイン)ネタがあふれていることと,SPring8が
登場していること。
前者2割,後者8割ぐらいかな。
冒頭でも書きましたけど物理ネタを全く知らない人にはちょっと
おすすめできないかもしれません。

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2008/06/25

リング

呪われそうなので書かないつもりでしたが,某研究室の
お姉さまに報告したら暗に「書きなさい」という命令を下された
(最近ローカルに流行っている「強制ではないけど望ましい
という名の圧力)ので渋々書きます。

その某研究室での合コンゼミ 超まじめなセミナーを終えて
一人で歩いて帰っているときのこと。
変な女性がいました。
雨降っていないのに傘をさして歩道のど真ん中で微動だに
せず立っているのです。
割りと大きな道路で歩道もゆったりしていますが,通行人は
けっこういます。
普通に道行く人たちを交わしながらすれ違って歩いていく
わけですから,その人の存在に気づいたのはすれ違う
瞬間でした。
その時,傘の合間から視界に入ってきたその顔は。。。

貞子!


長い髪で完全に顔がかくれているんですよ。
一瞬,首が180度回転しているのでは,と思ったぐらい。
ホラー映画から現実世界に飛び出してきたみたい。
怖かった。
びっくりです。
いや,本当にびっくりした。
これだけ驚いた体験というのは過去を振り返っても記憶に
ありません。
心臓が痛かったですから。
あの瞬間,心臓が止まっていたのは間違いない。

ぜひ携帯で写真を撮りたかったけど,そんなことしたら
きっと携帯の画面から這い出てくるので無理でした。
いったいあの人は何をしていたのでしょうか。。。
いや,もはや「人」であるかどうかも疑わしい。
少し進んで信号で待っている間,振り返ってずっと様子を
うかがっていましたが,相変わらず傘をさして微動だにせず
立っています。
真っ先に頭をよぎったのは,もしかして貞子が見えている
のは自分だけなのでは?という疑問です。
でもその後すれ違った人も,何度も振り返って見ていたので
どうやら他の人にも見えているらしく,一安心。
東京ってほんと怖い。。。

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2008/06/22

また会う日まで

今ごろ飛行機の中でしょうか。
卒研のとき以来,5年の付き合いになる先輩がアメリカへ
旅立ちました。
かの有名なウッズホール臨海実験所でのポスドク。
思えば身近に彼のいない研究人生というのはこれまで
なかったのです。
決して仲がいいとは言えない時期もありましたが,
ぶつかり合いながら得られたものも多いのです。

なぜかあまり「別れ」の到来を実感することもなく最近まで
過ごしてきました。
そして先日,「今日が研究室に来る最後の日になる」と
いう日に研究室で見送った後,突然,本当に不意に寂しさ
に襲われました。
そこでようやく「ああ,もういなくなるんだ」と別れを実感した
のです。
とても切なく,しみじみとした思いがこみ上げます。

が,,,その翌日の夕方。
「研究室の最終点検に来た」と笑いながら再び現れた彼。
昨日の別れは何だったんだ!と叫びたくもなりますが,
いかにも彼らしいというか,むしろ拍子抜けして脱力です。
何を話したのかはよく覚えていませんが,最後に握手を
交わすとまた笑いながら研究室を去っていきました。
すぐまた明日にでも戻ってきそうな感じでふらっと。
いい出会い,いい再会,というものに憧れがありますが,
「いい別れ」というのもまた格別な感情を覚えます。
「いい再会」につながる「いい別れ」だったと思います。
ウッズホールは世界中から研究者が集まる場所。
彼のこれからが「いい出会い」に満ち溢れるよう,心から
前途を祝福したい。
いつかまた,いい再会を果たせる日まで。

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2008/06/18

メトロに乗って

先日某女子大の研究室でちょっとした祭りがありました。
その帰り道,副都心線を使って帰ることにしました。
鉄道ヲタクには大きく2種類ありますよね。
「撮り鉄」と「乗り鉄」と。
そして最近発見された「第3の鉄」こと「うんちく鉄」。
一般的な定義は知りません。
あくまでローカルな分類法です。
別に私は鉄道にそれほどの興味を持ちませんが,旅が
好きなので,どちらかというと「乗り鉄」です。
でも新しい分類に従えば「うんちく鉄」の気があるかも。

とにかく新しい副都心線に乗ってみたかったのです。
テンションも上がります。
でも,ジャイアンツに命を捧げるアツいお姉さまが一番
テンション上がってました。
副都心線には乗らないのにホームまでついてきた
お二方もなかなかアツい。
そして最短ルートでもないのに無理矢理付き合わせた
かわいい後輩(どちらかというと乗り鉄),すみません。

ありそうでなかった,かゆいところに手の届く路線です。
と言ってもほとんど使うことないだろうけど。
埼京線の意義が薄れてしまいそうですが,JRも奮起して
山手線の快速なんてできたらとても便利ですよね。
ちなみに副都心線開通記念パスモを買わなかったことを
後悔するべきかどうか迷っています。

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2008/06/15

My Father's Eyes

最近の出来事でもすぐにすっかり忘れてしまうのに,
幼い頃の出来事を驚くほどはっきり覚えていることが
ありますよね。
保育園の授業で,「父の日のプレゼントを作ろう」,と
いうのがありました。
紙粘土で小物入れとか鉛筆立てとかを作るんです。
で,私は灰皿を作りました。
確か友達が灰皿を作っているのを見て真似したんだと
思います。
プレゼントされた父は苦笑いしながら言いました。
「お父さんタバコ吸わんからなあ」
どうやら私は灰皿の意味が分かっていなかったらしい。
当時好きだった青色の絵の具で色をつけた灰皿は,
三つに仕切られていたのを鮮明に覚えています。
灰皿に仕切り,,,やはり「灰皿」の意味をよく分かって
いなかったのは間違いない。
いい加減な性格はこの頃すでに確立されていたらしい。
結局父はその「灰皿」に鍵やら小銭やらを入れて小物
入れとして使っていました。

いろいろ思い返すと父は変わった人だと思います。
小学生のとき,クモの巣に絡まった蝶を見つけ,すぐに
助け出しました。
そしてそれを急いで父に報告したんです。
当然,いいことをしたのだから褒めてもらえるものだと
思って。
でも父は笑いながらいいました。
「じゃあ餌を奪われたクモはどうするんだ」
当時の私にとってこれはとても斬新な問いかけでした。

背伸びしたがる私の好奇心にいつも応えてくれたように
思います。
カブトムシやホタルを採りに行ったり,望遠鏡で星空を
眺めたり。
模型作りが趣味の父はいろいろな工作にも付き合って
くれました。
電子工作や木工用の工具が家にはたくさん転がって
いて,今でも工具に囲まれた研究室にいると何だか
心が落ち着きます。
思えばこの頃の遊びはほとんど今の自分につながる
ものです。
というか今とほとんど何も変わっていないような。。。
この環境で研究者を目指すようになったのはごく自然な
流れでした(保育園に通っていた頃にすでに研究者を
志していたのです)。

反抗期にはかなりぶつかりました。
何度家を出たことやら。
でも今でははっきりと父を尊敬していると思えます。
父の教育方針には感謝しています。
なかなか口に出して言えませんけどね。
多分このまま一生言わないでしょうね。
そんな父に「灰皿」以来となる,20数年ぶりの父の日の
プレゼントを送りました。
手紙も添えていない味気ないものですけど,とりあえず
今はこれが精一杯です。

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2008/06/11

メンボー 最後の洗浄

気持ち悪い!
最後に掃除してからもう二週間。
いや,耳の話。
風呂上りに綿棒で耳を掃除するのが日課なんです。
でも二週間前に最後の一本を使い切ってしまってから
いまだに補充できていません。
ついつい買い忘れてしまうんですよね。
そして風呂上りに後悔する毎日。
今日なんて!
研究室に来る前にドラッグストアに寄ってボディソープと
歯ブラシを買ったのに,,,綿棒を買い忘れた!
ものすごく耳が気持ち悪いです。
今日こそ帰りがけに思い出せるか?!

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2008/06/08

撮れたて猫写真

大学と言えば猫!
と言い切っていいものなのかどうかは別として,大学の
キャンパス内にはよく野良猫が闊歩してますよね。
新しい研究室も例外ではなく。
研究室のある建物の周りで何匹かよく見かける猫が
います。
建物の入り口は開けっ放しになっていることが多いの
ですが,彼らは決して建物の中には入ってきません。
礼儀正しいですね。
でも野良なので基本的にかわいくない。
野良ってやっぱ顔が殺伐としてますよね。
目が合うとすごく社交辞令的な鳴き声を発します。
あからさまに,人間で言うところの「愛想笑い」です。

「こいつはきっと餌くれないな,,,でもまあとりあえず
ちょっとぐらい愛想振りまいとくか。」

心の声がはっきりと聞こえる,そんな鳴き方です。
ま,いいけど。
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2008/06/05

雨の日の楽しみ方

上京して間もない頃,不思議だったこと。
雨の日に電車に乗ると傘を持たない人がけっこう多い。
何でこんな雨の日に傘を持たないのだろう?
しかも何で濡れていないのだろう?
謎でした。
やがて彼らは「折り畳み傘」派であることに気づいたの
ですが,これは軽いカルチャーショックでした。

地方に比べて首都圏では折り畳み傘の普及率が
ずば抜けて高い気がします。
身近な折り畳み派の主張として,
「電車の中で邪魔にならない!」
というのを聞いて納得。
首都圏では電車で長時間かけて通勤・通学するのが
当たり前ですから,生活スタイルも電車の移動を基本
に考えるのです。
地方は車社会ですからね。
傘をコンパクトにまとめようという発想は乏しいかも。
かつて不思議だった,iPodの流行に関する,東京と
地方の温度差(最近は解消されつつある)と原理は
同じでしょう。

私は基本的に「折り畳まない」派です。
電車文化に馴染みが薄いのと,折り畳み傘への不信
がおそらく根底にあります。
一応,突然の雨に備えてカバンの中に折り畳み傘を
常駐していますけど。
何となく折り畳み傘って信頼できない。強度的に。
さして歩くときの安心感に欠けるんですよね。
そして一番わずらわしいのが,開閉時。
でも最近気がついたんです。
自分の持っている折り畳み傘が特別に開閉しにくい
構造になっていることに。
文章で説明するのは容易ではないのですが,とにかく
多くの人が使っている傘と折り畳まれ方が違っていて,
出すときもしまうときもとても時間がかかります。
だとすると,もっとちゃんとした折り畳み傘を使えば,
折り畳み傘の魅力に開眼する可能性もあるのか?

関東も梅雨入りしました。
雨が多いです。
やっぱり雨の日は外に出るのが億劫です。
せめて気に入った傘でも持って気分を盛り上げたい。
雨の日を楽しむお手軽な方法かもしれません。
そして今一番ほしいのは雨の日に履く靴です。
防水性の高い靴ってのはありますけどデザインが。。。
青春時代に比べればおしゃれなんてずいぶん気にしなく
なってしまいましたが,靴だけはこだわりたい!
最近は女性用のおしゃれ長靴なんてのをよく見かけます
が,男性用はなかなかないですね。
もはや最終兵器,ウニ取りのときに使うゴム長を履くしか
ないのでしょうか。これなら洪水のときも安心!

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2008/06/01

ダーウィン七歳の遺骨

元・向かいの研究室の人たちと国立科学博物館に行って
きました。ダーウィン展。
割りと渋めの展示でした。
ダーウィンの生い立ちとか人となりとか,進化論に関する
展示というよりダーウィンの伝記的な展示なんです。
子どもにはちょっと難しいかも。

ご近所の上野動物園からやってきたというゾウガメ,,,
なかなか迫力ありますね。
端っこで動かなかったのですが,眺めていると突然何かを
思いついたように素早く歩き出して,ぐるりと飼育室の中を
一周するパフォーマンスを見せてくれました。
サービス精神旺盛なゾウガメです。
撮影禁止なのが残念!

その後,常設展もちらっと見ているうちにあっという間に
閉館の時間。
上野公園を出て,あんみつ屋で小休止。
立ちっぱなしだったのでけっこう疲れました。
でも楽しかった。リフレッシュ。
企画してくれた名ガイドを始め,少人数でしたがとてもいい
メンバーだったので,より一層楽しめました。
なんだかとても安らぎました。

数年前まで当たり前だったメンバーなのに,なんてふと
しみじみとしてしまうものです。
元の研究生活の場に戻っても環境ががらりと変わって
しまってますからね。
帰る場所がないというのは寂しいものです。
,,,なんて昔を懐かしむのはよくない!
先週末の大掃除でようやく引越しはほぼ完了しました。
作業できなかった間にあれこれ妄想していた,研究面での
「やりたいこと」が頭の中であふれかえっています。
洪水のようなイマジネーションを具現化していく,,,
なんともエキサイティングですね。

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