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2008年7月

2008/07/23

崖っぷちの私

ついに焼きが回ったか,と周りには思われるかも。
見てきました。

崖の上のポニョ

そもそも映画を見るときはあまり事前に情報を頭に入れないように
しているのですが,今回は特に,予備知識ほとんどゼロ。
最近疲れているので「何も考えずに映画を見たい!」という
コンセプトで突然見に行くことが決まりました。
女の子だったんですね,ポニョって。
その程度の予備知識,,,いかにも興味ないって感じですよね。
で,実際に映画館に足を運んでみて,,,

泣ける!

いや,泣くようなストーリーじゃないです,全然。
心温まる話です。
でも,何だかその温かさが妙に心に染みて,泣けてくるのです。
ストーリー展開と関係なく,終始しみじみとしていました。

こんなことって今までなかった。
そもそもこの映画を見ようと思ったこと自体,今までではとても
想像できない。
最近,心境がものすごい勢いで変化しているのを感じます。
劇中の家族に強い憧れを抱きました。
そして,映画を見に来ている家族にも。
当然,こんな映画だと親子連れも多いわけで,隣の席に小さな
男の子が座っていました。
そして当然,黙っていられるわけもなく,うるさいんですよ。
以前なら蹴飛ばしてやりたくなったでしょうけど,何だか妙に
可愛くて,よしよしって気分になってしまったのです。
おかしい!本当にいよいよ焼きが回ったか?
人生の岐路に立たされている今,自分の中に何かが芽生えて
いるのを確実に感じられるのです。
思春期にも似た激動の精神状態。
自分の下した決断に心がようやく追いつき始めたのでしょうか。

最近はいろいろとうまくいかないことも多くて,なおかつものすごく
大きなものを背負わされている気分になって,落ち込むことの方が
多かったのは確かです。
でも事態は少しずつではあるけど前進し始めています。
この先の問題を考えるとそれはあまりにも遅いスピードではあるの
だけど,大きなものが動き始めるときってそんなものです。
いったん動き出せば加速度的にスピードを増すもの。
どこか,ブレークスルーとなるポイントがあるはずです。
苦しかった予備審査を終えて,ちょっと早めの夏休みを終えて,
気持ちも新たに現実と向き合います。
とりあえず実験再開!
ポニョの歌を口ずさみながら顕微鏡に向かう。
我ながら,気色悪い。やっぱり焼きが回ったかな。

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2008/07/21

ドロスパ職人

博士の予備審査が終わるや否や,例の巨大なドーナッツにやってきて
軟禁されてます。
精神的にも体力的にもキツイ実験です。
そんなギリギリの状態で,さらに精神鍛錬です。
生まれて初めてやりました。
ショウジョウバエの解剖。
(どうでもいいけど携帯で変換したら「少女奪え」になりました。怪しい。)
大きさは蚊と同じくらい。
そんなものどうやって解剖するんだ!
まずはピンセットを研ぐところから始めます。
顕微鏡下で砥石を使ってピンセットの先を細く鋭く研ぐのです。

目的はショウジョウバエの精巣を取り出して精子を採取すること。
一応,共同研究者の方が指導してくれるのですが,彼はあまり多くを
語るタイプではありません。
解剖のやり方についてはほとんど説明無し。職人気質です。
というか顕微鏡下で解剖するので横で見ていても何も見えません。
職人の技は見て盗め,というが見えないじゃん!
取り出された精巣を顕微鏡で見せてくれて,じゃあ後はやってくれ,と
いきなり本番です。
ええ,全くやり方わかりませんでした。
でもまあとりあえず最終的な状態だけ見せてもらっているわけで,
つまりゴールは見えてるわけです。
後は野生の勘です。
ゴールが見えているので何となく「これをこうすればこうなるだろう」と
顕微鏡をのぞきながら作業を進めます。
やればできるもんですね。
無事,精巣を取り出しました。
しかも驚くほど状態がよくて師匠(?)もご満悦。

細かい作業はもともと大好きです。
本当に,今まで一度も米に字を書こうとしたことがないのが不思議な
くらい,器用さが必要とされる作業が大好きです。
こういう作業ってやり出すとついつい夢中になっちゃいますよね。
横で見ていたボスも触発されたらしく,熱中してました。
このボスにしてこの弟子あり,という感じでしょうか。
そのサンプルを使った実験もうまくいって,テンションも上がります。

夜は宴!
このところ体調不良で自粛していたビールもついに解禁!
沁みる,沁みる。
涙の出るほどうまい!
書類上のつながりしかない研究室では当然予備審査の打ち上げ
なんてないわけで(哀れに思った向かいの研究室の先輩が
打ち上げやってやろうかと声かけてくれましたがあちらはあちらで
大学博物館の特別展の仕事が忙しいですから無理は言えず),
事実上,これが打ち上げです。
そういえば来週,某女子大の研究室の人たちと焼肉祭りです。
勝手にこれも予備審査の打ち上げに位置づけてます。密やかに。
まあいいんです,形式上の打ち上げなんて。
単純に楽しくうまいビールが飲めればそれだけで救われる。
明日は岡山の実家に帰っていろいろと面倒なことがあります。
いずれ公式発表することになりますが。
だけど今はまだ,ほろ酔い気分でいさせてください。

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2008/07/17

心の絆

昨日,博士の予備審査を終えて頭を休めると,なんだか妙に
肩が軽い。
ものすごくなめていた予備審査だけど,知らないところで実は
ものすごいプレッシャーになってたんだと実感。
今思えば,最近病んでた一因であるのは間違いない。
でも病んでるからこそ気づいたことがあります。
最近は出会いがない割りに別れが多い,と先日書いた気が
します。
でもそれは少し違うな,と。
確かにこのところ新たな出会いはありません。
でもかつての出会いが実はとてもいい出会いだったんだと
気づかされることが多いんです。
魅力的だと思って親しくしていた人の,深い,新たな一面を
知ったとき,実は自分はその人の魅力になんて全く気づいて
いなかったんだ!って新鮮な衝撃を受けることがありました。

今の研究室は周りに話し相手が全然いないので,ついつい
いろんな人にメールを出してしまいます。
みんな忙しいのにけっこう相手してくれます。
毎週セミナーで会ってるのにメル友みたいになってる友達も
います(現実世界では意外とあまり話す機会がない)。
予備審査の前後にもいろんな人が気にかけてくれていて,
友達っていいな,と素直に思えました。
照れくさいのであまり口では言いませんが。

「友達」の定義っていろいろあると思います。
私にとって本当の友達とは,男女だとか先輩後輩だとか
そういう面倒な概念に縛られない関係を築ける人。
そんなの無理だって言う人もいるし,特に男女の友情って
実際にはなかなか難しいですけどね。
でもそういう意味での友達は確かにいます。
嬉しいときや辛いときに,思いを共感したり元気を分けて
くれたり,そういう友達が確かにいます。
いつも頼ってばかり,救われてばかりなので,しっかり
しなきゃ!と思っています。
もらうばかりの愛は奪っているのと同じ。
先週末からものすごく悪かった体調もどうにか回復して
きました。
暑いですね。ビール飲みたいですね。
でもまだ体調が万全でないので涙ながらに耐えてます。
かわりに飲んでおこうか?と言ってくれる友達に救われ
ます(笑)

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2008/07/16

Draw The Line

公私ともにいろんな重圧があります。
これほどまでに苦しいとは思わなかった。
その一つが学位の予備審査。
別に予備審査なんて何とも思っていない(これはこれで大きな問題
なのだが)のですが,これだけ重圧にさらされてる精神状態では,
予備審査が一つの苦しみの象徴のように感じられるのです。
先ほどその予備審査が終わりました。
どうにかまだ生きてます。
反省すべき点が山積みです。
決して成功とは言えない結果。
まあそもそもやる気がないのだから当然の結果とも言えますが。

でもこんなに自暴自棄になっていても支えてくれる人がいます。
自分ひとりで何でもできると思っていたのがいかに思い上がりで
あるか気づかされます。
周りの人たちの愛に包まれて今の自分があるんですね。
些細なことでも気にかけてくれる友達に感謝。
人の優しさに触れているうちに,運気も上昇してきました。
一歩ずつではありますが,物事がいい方向に進んでいる気が
し始めています。
「そうやって思い込むことが大事!」と,かつて汗と涙の予備審査
を乗り越えた友達が教えてくれた矢先,ようやく状況が改善され
始めました。
限界ギリギリの状況から抜け出せそうな予感。
何だか今は疲れているのでうまく文章が書けない。。。
(もともとうまく書けていないという説もあるが)。
とりあえずリフレッシュ!混乱している頭を休めます!

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2008/07/10

The Other Side

Mama told me there would be days like this.
母は「こんな日もあるさ」と教えてくれた。

よく耳にするブルージーなセリフですね。
マーフィーの法則風にアレンジするとこんな感じ。

But she never said there would be so many!
でもこんなにたくさんあるとは聞いてない!

よくもまあこんなに運気が低迷し続けるものだと
むしろ感心してしまいます。
春ぐらいからどうも調子がおかしい。
回復の兆しが見えてたのにこのところ,また。
何やってもうまくいかない時期です。

筑波に住んでいる友達がいます。
大学時代の友達で,一応は女なのですが,もはや
異性としての認識はない。
深夜によく家に上がりこんで寝巻き姿で飲んで
いたのを思い出します。
当時お互いにつきあっている相手はいたけど,
そんな次元の話じゃない,妙な関係です。
なぜかうちの実家に泊まりに来たこともある。
私が上京して,一度は離れ離れになったものの,
彼女の就職先が筑波だったので,再びよく遊ぶ
ようになって,いわゆる腐れ縁の仲ですね。

そんな彼女と再び離れ離れになる時が迫っています。
前々からそんな話はよくしていたけど,ついに彼女の
結婚が決まったのです。
それで仕事を辞めて地元の京都へ帰るらしい。
先日ロッククライミングに連れてってもらったときに
挙式や引越しの予定が決まったのを聞いて,その時は
あまり実感なかったのですが,先ほど
「じゃあ最後に東京でデートしよう!」
なんて話をした後で急になんだか別れを実感して
しまいました。
「デート」なんてかわいらしい言葉の似合う年頃でも間柄
でもないのが悲しいのですが。。。
お互いに独身者として遊ぶ最後の機会になるかもね。

普通は別れの時期って春ですよね。
なぜかこんな暑苦しい時期に別れが続いています。
でもその一つ一つが,とても幸せないい出会いを感じさせる
いい別れなので,寂しさはそんなにありません。
それなのに,この気持ちの沈みよう。。。
悪い兆候です。
問題点は明らかなのですが,解決しようがない。
今はひたすら,我慢のときです。
とにかく,この苦境を乗り越えて反対側へたどり着くまでは。

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2008/07/08

Hikin' on the edge

向かいの研究室の皆さんとハイキングに行ってきました。
山梨の西沢渓谷。
ちなみにメンバー4人のうち3人がドクター候補生。。。
現実逃避も甚だしい。全く。
私が企画して,車を運転して行きました。
愛しい先輩に「隊長!」と呼ばれると何とも癒されます。
車中ではずっとエアロを流していましたが,エアロ好きな
先輩のノリノリな感じにまた癒されます。
ものすごく平坦な道を予想していたのですが,実際には
意外と山道でした。
お手軽な山登りといった感じで,それはそれで楽しめ
ました。
滝がたくさんあるのが見所で,マイナスイオンもチャージ
し放題!
ふらふらしていると危ない箇所も多々あって,その度に
目を光らせるパワハラ女王のサスペンスな雰囲気に
怯えつつ。

この日は妙にスナップ写真の腕が冴えていて,満足の
いく写真がたくさん撮れました。
顔入り写真は意図的に公開しないようにしているので
ここでは紹介できないのが残念ですが。
もちろん素敵な被写体にも恵まれていましたが,その
美しさを存分に引き立てる写真が撮れたと思います。
滝を撮るために三脚,NDフィルター,レリーズは欠かさず
持って行きましたが,正直,滝なんてどうでもいいと
思えるほどスナップ写真に熱中してました。
なんて言うと滝の撮影をアシストしていただいた素敵な
先輩に申し訳ないのですが。

とりあえずリフレッシュして,現実世界に引き戻されて
います。
来週はいよいよドクターの予備審査らしい。
なんて他人事のように書いている場合ではありません。
この余裕というか開き直り,,,危険です。
ちなみにまだ何も準備してません。
この世のいやなこと全てを滝と一緒に流してしまいたい,
そんな初夏の昼下がり。

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2008/07/05

そしてまた一人

出会いがあれば別れもある。
生きている限りまた会える。

そう言い残して先輩はアメリカへ旅立ちました。
トラブルもたくさんあるようですが,とても楽しそうな便りが
届いて嬉しくもあり,うらやましくもあります。

とてもお世話になった向かいの研究室の秘書の方が,
研究室を去ることを知りました。
先日,たまたまその研究室に顔を出したとき,不意に。
あまりに唐突でした。
ショックも大きかったのですが,その日,ほんの数十分,
ちょっとした会話を交わして,それはとても楽しい一時
でした。
寂しいのは確か。
でもなぜか妙に清々しくて,幸せな気分に浸ることが
できたのは,きっと彼女の大らかな人柄によるものだと
思っています。
結局,それが直接お会いする最後の機会となりました。

最後の勤務日に無理すれば会いに行くことはできたの
ですが,でもその一時があまりにも楽しく,あまりにも
いい別れのように感じられ,さらにもう一度お別れを
言いに行くのは蛇足のように思えたのです。
そのことに関してはいろいろな方々に迷惑をかけて
しまったのですが,でも本当にいい別れだったと思います。
いつも笑顔の絶えない方でした。
廊下ですれ違うたび,何でもない会話を交わすたび,
いつも元気をもらい,癒されていた気がします。
彼女に出会えたことを本当に幸せに思います。
そして,前にも似たようなことを書きましたが,「いい再会」に
つながる「いい別れ」だと感じられました。
これも幸せなことです。

出会いがあれば別れもある。
生きている限りまた会える。

しつこいようですが,寂しいのは確かだけど,清々しく幸せな
気分です。
彼女との出会いに感謝しながら,お互いにまた素晴らしい
出会いが訪れることを期待しながら,これからも歩き続けます。
あの笑顔にまた癒される日を待ちわびて。

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