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2008/09/16

生かされながら生きることの意味

最近目が回るような忙しさが続いていますが(なんて言いながらこうやって
パソコンに向かって遊んでいる)どうしても観たかったので行ってきました。

unit-IF第3回公演「OCT」

友達の主宰する劇団の公演で,第1回公演から通っています。
第1回と第2回との間の成長が著しくて,感激しました。
なので今回もかなり期待してしまったのです。
たださすがに前回ほどの飛躍は感じられませんでした。
でももちろんちゃんと成長は見られて,安定感が増していました。
内容は臓器提供のために家畜化されたクローン人間たちの話。
まあ途中まではそんなことには気づかされずに観てしまうのですが。
過去の公演の内容に比べると非常にすっきりとして分かりやすいストーリー
展開が特徴だと思います。
クサナギの「アリ殺し」や「菜食主義」などの伏線が丁寧に張られているし,
舞台が50年後の近未来だということも分かりやすく伝わったし,観客に対して
親切な作りですね。
あえて言うなら少しストーリーがシンプルすぎたか。。。
クローン技術の進歩と倫理問題という深いテーマの割には少しストーリーが
浅い気がしました。
ただし一般の人が見るとどうでしょうね。
曲りなりにも生物屋,という私の専門分野の話なので公平に評価できているか
ちょっと怪しいところはあります。

クライマックスのシーンはもっとダイナミックに畳み込んでほしかった。
村人が次々と殺されるシーンです。
暴走するクサナギの描写(役者個人ではなく「場」のことです)にもっと迫力が
ほしかった。
映画でいうところのモンタージュのような技法が使われていて(前回とても
感動した手法です),それなりの迫力はありましたがもう少し!
みんなが並んで幾何学的なパターンを作りながら歩くダンス(うまく表現でき
ない。。。)はすごく好きなのですが似たようなダンスが前半にも一度あった
のでちょっとくどいかな,と。
悲しいBGMが流れ,声も音もなく静寂の中,スローモーションで村人が次々と
倒れていく,,,なんていう表現もありかも,と勝手に思いつきました。
社会派の戦争映画のクライマックスでありそうな技法です。

何だか今回はちょっと辛口ですね。
でもとてもおもしろかったし,観に行ってよかったと思っています。
この劇団は大好きだし密かに応援しているし今後に期待しているからこそ!
ついつい厳しい意見をぶつけてしまいました。
まあ,この批判が的を得ているかどうかは別問題ですけど。
次回も必ず観にいきたいです。
そういえばパンフレットの謝辞のところに私の名前がありました。
ちょっと前に作った,劇団のロゴへのお礼でしょうか。
暗い毎日の中でささやかな喜びでした。

勝手に応援!勝手にリンク!
劇団unit-IFのオフィシャルサイトはこちら。
http://unit-if.com/

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