終わらせる気もない映画祭
家に帰る途中,定食屋で食事をしました。
カウンター席に案内されて料理を待っていました。
混んでいたこともあって,なかなか料理が来ない。
私より前に入って待っていた隣の人(大人しそうな若い男性)は相当
イライラしている様子。尋常じゃない感じ。
長く待たされたあげくに,なんと,私の料理の方が先に出てきて
しまいました。
お隣さんがピクリと反応しました。きっ,気まずい。。。
お隣さんの注文忘れられてんじゃないかな。そう思わずにいられない。
シャイな性格なのか,店員に注文を確認したそうなのにできずに
ただただイライラしてます。さっさと聞けばいいのに。
そしてついにその人が勇気を振り絞って店員を呼び止めた瞬間,,,
まさにその瞬間に料理が届きました。
ああ,なんて気まずい。せっかく勇気出したのにね。
そして翌日,食事をしようと別の店に入ると,,,
また彼がいる!
なんて気まずい。
運命の人が異性だとは限らない,そんな缶コーヒーのCMを思い出し
ました。
さて,前置きが長くなりましたが久々の更新。今回も映画のレビュー。
レビューというとかっこいいけどそんな大げさなものではありません。
思ったことをぼやいてみるだけです。
毎度のことですがリンク先はたいてい音が出ます。
女子高生の妊娠という重そうなテーマですが,実際にはそんなに
重苦しい雰囲気はなく,素直な人間ドラマです。
主人公ジュノの妊娠が発覚したときの周りの友達や家族の反応が
温かくていいですね。
キャスティングが素晴らしい。
まさに適材適所の配役です。
今回紹介する中では一番よかった。
オープニングのアニメや衣装やセットなど全体的な雰囲気が何となく
日本人のようなセンスを感じました。
ラストカットなんてものすごく日本の映画っぽい。
階段に座っているのはジュノではなく,もたいまさこでもしっくり
きそうなカットです。構図だけ見ると。
でもスタッフを見ると全然日本とは縁が無さそうです。不思議。
観終わって赤い自転車がほしくなりました。
前半はほぼポルノ映画なので苦手な人にはおすすめできません。
でもどの道おすすめできません。
さえない主人公がひょうなことからモテモテになるストーリーです。
こういう映画では「さえない」はずの男がなぜかとてもかっこいい
俳優だったりすることが多いですよね。
でもこの映画では本当にさえない雰囲気の男です。
それが後に仇となった。。。
後半がひどい。
主人公が本命の恋人から捨てられないために必死になるのですが
これがまたとてもウザい。
そういう演出なのは分かるけど,本気でイライラします。
ここでもう完全に映画の世界から気持ちが離れてしまった。
ストーリーや演出自体はそんなに悪くないんですけどね。
キャストは大事です。
この点では先述の「JUNO」と好対照。
タイトルに激しく共感しました。
この邦題はきっとよくないですね。
客層を狭めている気がします。
内容は割りと普通のラブコメです。
この程度のセクシャルな描写は最近の映画では当たり前。
セックスを前面に押し出した邦題はちょっとピンボケかな。
ちなみに原題は「Trust the man」。これなら納得。
「映画」というほど作りこまれた感じではなく,まるで海外のテレビ
ドラマシリーズを観ているような感じです。
可もなく不可もなく,といった評価です。
最近一緒に飲んだ,結婚前から同棲相手とのセックスレスに悩む
友達のことを思い出しました。
ものすごくミニシアター系の匂いがする映画ですが,実はアカデミー
賞でニ部門も受賞しているんですね。
ものすごく淡々としたストーリーです。
基本的には不幸な雰囲気の漂う家族の話。
ほんのちょっと幸せなことがあってみんなが盛り上がると直後にまた
不幸のどん底に落ちたり。そんな繰り返し。
現実の人生もそんなものかもしれません。
一人ひとりがとても癖のあるキャラでおもしろいです。
決して幸せとは言えない話ですが観終わった後のほんのりとした
幸せ感がよかった。
「人生は時々晴れ」という映画を思い出しました。
若き日のチェ・ゲバラが友人とバイクにまたがり南米を旅する話。
友達同士仲はいいんだけどしょっちゅうケンカばかり。
あまり説明的な描写はなく,ドキュメント風の仕上がりです。
初めのうちは「主人公がチェ・ゲバラである必要があるのか?」と
疑問を感じていました。
別に名もない若者の冒険記でいいのでは,と。
最後まで観るとこれはチェ・ゲバラの物語なんだと分かります。
楽しい要素の多かった前半に比べると後半は重くなります。
南米を旅しながらゲバラが目にするのは弱者が苦しめられる光景。
不条理な現実に憤るゲバラ。
この旅がいずれ彼が共産主義や革命へと傾倒していく礎となることを
予感させます。
ただ,とても単調なストーリーなので入り込めない人は途中で寝て
しまうかも。
こちらは趣が変わって共産主義の崩壊に関する映画。
東ドイツが舞台です。
共産主義に強く傾倒する主人公の母親が心臓発作で意識を失っている
間にベルリンの壁は崩壊,東ドイツはあっという間に資本主義社会化
してしまった中で母親が意識を回復してしまいます。
母親にショックを与えないよう周囲を巻き込みながら共産主義が健在で
あるというウソをつき続ける主人公。
こうやって騙し続けることが本当に母親にとって幸せなのか,母親は
最後まで本当に真実を知らずに過ごしたのだろうか,いろいろと考え
させられます。
このウソが正しい判断かどうかは別として,愛する人の幸せを願うが
故の行動には共感します。
私の好きな,誰かをほんのちょっと幸せにするイタズラだと思います。
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