東京に行ってきました。
そうです,観てきました。
unit-IF第4回公演「眠れぬ森のアリス」
まず初めに,素晴らしい出来です。
友達が主宰者であるよしみから,第1回公演から全て観て
いますが,本当に毎回の成長が楽しみな劇団です。
今回もわざわざ東京まで足を運んだ甲斐がありました。
私の好きな群像劇です。
三つのストーリーが平行して進みます。
小さな劇団だし,全員が常に舞台に出っ放しという彼らの
スタイルでは必然的に1人何役かこなさねばなりません。
以前観た別の劇団の公演では,1人何役もやっていて
途中で誰が誰だかわからなくなってしまう悲惨な状態に
なってしまったので少し心配でした。
しかもみんな出っ放しだから衣装替えもないんでしょ?
でも,さすが,彼らは見事にやってくれました。
何の心配もいりませんでした。
赤頭巾や傘など,衣装の使いまわしもうまいですね。
これまでの公演の流れに沿った,彼らのスタイルがよく
現れていました。
でも変化というかチャレンジングな部分もたくさんあって
それがとても楽しかった。
例えばオープニングタイトルの見せ方やティンカーベルの
キャスティング,斬新でした。
つかみは最高ですね。
最も目を引いたのは,メイクです。
これまでにない,奇抜なメイク。
これはツボにはまったというか,ものすごく引き込まれて
しまいました。素晴らしい!
ストーリーも秀逸です。
三つのストーリーが結末へ収束していく加速感がよかった。
あえていうなら,不思議の森と夫婦の部屋とのつながりが
今ひとつ分かりづらかったのが難点です。
確かに夫婦の会話にちゃんと布石が置かれているのですが,
不思議の森の位置づけがどうも。。。
あくまでファンタジー,超現実的な世界だと言われれば
それまでですが。
もう一つだけ批判。
トランジションに挿入されているダンス。
今回の振り付けは今までのものに比べるとあまりインパクトや
センスの高さを感じませんでした。
特に,時事ネタのマイケルジャクソンの曲が確か2曲使われて
いましたが,これはちょっとハードル高すぎでは。
オリジナルがダンスも振り付けも化け物ですからね。
オリジナルをイメージしてしまう観客を納得させるには相当に
高い技術が要求されるはずです。
でも,チャレンジ自体は評価したいと思います。
少し偉そうなコメントで申し訳ないのですが,ここは敢えて
本音の辛口。
unit-IFが好きだからこそ,応援しているからこそ,です。
とはいえ,総合的には素晴らしい出来です。
成長を実感できるし,そのことがとても嬉しい。
次回もぜひ観に行きたいです。
独自のスタイルを貫きながらもいい変化をたくさん取り入れて
今後のさらなる飛躍に期待しています。
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