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2009年9月

2009/09/25

東日本縦断記

長い連休が終わりました。
ぐったりしています。
前々から計画していた長旅を終えました。
愛知から東京を経由して岩手までドライブ。
本州のほぼ半分の移動です。
初日は東京まで。
連休ということでけっこう渋滞してました。
東名で普通なら4時間の道のりが6時間。
夕方に東京の大学院時代の研究室に着きました。
旅の目的その1,今さらながら研究室の片付け。
生活感あふれる状態で研究室を出たものですから,いまだ
残されていた大量の私物をさすがに引き取りに。
で,荷物をまとめてみると思ったよりも多くて,これからの
長旅で燃費が悪くなるのを警戒して(考えがせこい),旅の
帰りにまた立ち寄って車に載せることにしました。

2日目は都内で用事。
目的その2,奥様の実家の墓参り。
都内では奥様の実家(今は奥様の弟君が1人暮らし)に
滞在していたので,その弟君も一緒です。
そしてなんとその実家の徒歩圏内に知り合いの家があって
駐車場も持っているのでお借りすることにしました。
某女子大の合コンゼミ 超マジメなセミナーでお世話になった
方なのですが,こんなにご近所だとは,世界はせまい!
というわけで大渋滞の都内を世田谷から多磨霊園まで移動
して,そこで親戚の皆さんと合流して墓参り。
結婚式以来なので挨拶も兼ねてのことでした。
食べ物をたくさん持ち込んで,墓の前でレジャーシートやら
テーブルやらを広げてちょっとした宴会です。
カルチャーショックですが,この方が死人が喜ぶという発想は
なかなか素敵です。

3日目は岩手県,三陸へ移動。
長距離ドライブです。
奥様が学生時代の一部を過ごした三陸。
今はあちこちに散らばっている,所属していた研究室の
皆さんと再会です。
私はただの運転手ですが。
それにしても東京から片道9時間。
1泊で往復するにはちょっとキツイ。
けど頑張りました。
ほとんど移動時間でとんぼ返りでしたけど。
本当に久々に行く三陸はほとんど何も変わっていなくて,
とても懐かしいものでした。
当時福岡に住んでいた私は飛行機と電車を乗り継いで今の
奥様に会いに行っていたのを思い出します。
三陸鉄道南リアス線から眺める三陸の海岸線の美しさを
今でも忘れられません。
瀬戸内の出身でほとんど水平線を見たことがなかったもの
ですから,あの感動はとても大きなものでした。
今回は限られた滞在時間でしたが,とても懐かしく感慨も
深かった。
大学の研修所に宿泊し,海を臨む芝生で学生の皆さんが
準備してくれたバーベキューを堪能しました。

翌朝,あまりゆっくりする間もなく東京へ出発。
ほとんど移動のみの一日でした。
そして最終日,まずはかつての研究室に荷物を引き取りに
行って,元ボスと昼食。
来客があるといつも行っていたカレー屋でご馳走になりました。
それから某女子大にちょっとした荷物を受け取りに。
たぶん「忙しいのに何しに来たんだよ鬱陶しいな」と思われ
つつも,(身分的には下っ端だけど間違いなく今後この研究室
を支配していくであろうことを予感させられる,あるいはすでに
支配は着実に始まっているとも言える)二人の学生にお茶の
相手をしてもらえました。
そのまま家路に。
平日なので1000円にはならないけど,渋滞もなくスムーズに
帰宅することができました。

総移動距離,約1800km。
いやはや,もうぐったりです。
今日も有給とればよかった。
でも今日は飲み会です。
憧れの先輩が転勤でアメリカへ旅立ってしまうのです。
ウコン様のお力を借りて乗り切ります。
明日こそはゆっくり休もう。

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2009/09/18

発光狂時代

先日日帰り出張で横浜に行ってきました。
顕微鏡関連の企業の展示会です。
他の分野の展示会も同じ会場で開催されていました。
もちろん私の本来の興味は生物学のための光学ですが,
全然関係ない,どちらかというと産業分野の展示がとても
楽しく心惹かれました。
とくにLED照明!
近い将来,蛍光灯の大半がLEDに置き換わるだろうと
勝手に予想していましたが,やはりいろんなメーカーが
力を入れてますね。
後10年もすれば蛍光灯なんてほとんど目にすることは
なくなるだろうと思います。

近年,生活レベルでのLEDの実用化は急速に進んでいる
のを実感できます。
LEDの長所は長寿命で低電力。
使う側にとっては経済的ですよね。
俗な言葉でいうと,電球や蛍光灯よりも「エコ」なのです。
世紀の大発明・青色LEDは今では街中のイルミネーション
には不可欠な存在。
信号だって多くがLEDに置き換えられています。
車のテールランプだってよく見るとLEDのものが多い。
一部の車ではついにヘッドランプにもLEDが採用された
そうです。

まだほとんど普及していませんが,蛍光灯の形をしたLED
というものがあります。
つまり蛍光灯のソケットにそのままはめて使えるんです。
今でも電球の形をしていて,電球のソケットに取り付け可能
な蛍光灯というのがありますが(電球よりも蛍光灯の方が
「エコ」なので),あれと同じ感覚です。
というか電球ソケットに取り付けられるLEDというのも
間もなく普及するでしょうね。
でもこれはあくまで既存の施設にそのままLEDを導入する
場合の話。
LED照明の導入を前提に建物を設計すれば,例えば
インテリアデザインの幅は格段に広がるでしょう。

もっと言えば,有機ELです。
すでに液晶のバックライト等にひっそりと活躍しています。
要は光るシート。
例えば天井や壁が全体的に光る照明,なんてことも可能性と
してはあるでしょうね。
まさに近未来です。
照明以外にも電子ペーパー,つまり紙のように薄く曲げる
こともできるモニターも近いうちにきっとありふれたものに
なると思います。
電車の中吊り広告や丸い柱に貼ってある広告が動画に
なるのです。
学会のポスター発表でも,ポスターの中に動画を埋め込む
なんてことが当たり前になるかもしれません。
これはもちろんコストとの兼ね合いですが。

こんな素晴らしい技術を根底で支えているのは基礎研究!
そうです,これらの技術に直結していないとしてもやがて
次の技術の発展につながるかもしれない,そんな可能性を
生み出す幅広い基礎研究の裾野こそ重要なのです。
とにかくコスト削減を叫ぶ新政府。
確かに無駄は徹底的になくすべきです。
でもなくしちゃいけないものもある。
基礎研究に携わる者としてその点に不安と期待を寄せて
います。

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2009/09/04

三次元時代

先日,研究室に来てトイレで鏡を見て衝撃を受けました。
なんと,寝巻きのまま出勤してしまったことに気づいたのです。
なんて恥ずかしい!
と言っても普通のTシャツを寝巻きにしているので,ちょっと
ヨレヨレだけど他の人にはわからない,,,はず。
さすがにズボンははき替えていたし。
どうやら疲れているらしい。

少し前にFUJIFILMから3D映像を撮影できて,しかもフラットな
画面で再生できるというデジカメが発売されて驚きました。
要はレンズが2つついていて人間の目のように少し違う角度
で同じ被写体を撮影し,後から3D再構成するという仕組み。
それは分かるが,人間の場合はあくまで2つの二次元画像
から頭の中で3D画像を再構成しているわけです。
フラットな(2次元の)画面にどうやって3D画像を映し出して
いるのか不思議です。
ホログラムのようなものでしょうか。
いや,原理的にあり得ないか。
(余談ですがMIT(マサチューセッツ工科大)博物館にある
ホログラムコレクションはとても印象的でした。)
電器屋で実物を見ましたが,画質はイマイチ,,,な感じでは
ありました。
が,近い将来に3D映像がテレビや写真のスタンダードに
なるのではと予感させられました。

そんな矢先,SONYが3Dテレビを発売するそうですね。
ゲームや映画などのソフトも3Dに対応していく方針だとか。
こちらはどうやらメガネをかけて視聴する古典的な方式だ
そうですが,わざわざこんなものを出すのだから画質は
相当に自信があるのでしょう。
なんて思って少し調べると他のメーカーでもすでに発売
していたり(ただしハイビジョン画質ではない),高画質の
ものを発売予定だったりするのですね。
時代は3D化に向けて加速していきそうです。
きっと携帯電話も3Dテレビ電話の時代になるのでは。
イメージとしてはスターウォーズのホログラム通信です。
反重力装置を搭載した宇宙船が宇宙空間をワープする
ような超現実的な世界で,何で3D映像技術だけが割りと
現実的なレベルであるのかはさておき。

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2009/09/01

カンブリア爆発

蒲郡(愛知県の沿岸部)の近くで泊りがけのセミナーに
参加して,帰りに足がなかったので奥様に車で迎えに
来てもらいました。
蒲郡には竹島水族館というのがあるのを聞いていたので
ここまで来たついでに行ってきました。
小さな水族館ですが,そこそこ楽しめました。
で,ふと「生命の海科学館」の案内を見つけたのです。
竹島水族館からは車で数分。
せっかくだから行ってみることにしました。
生命の海科学館とは何かって?

遡ること数ヶ月前。
夜中に研究室でボスと話をしていたときのこと。
何の話だったかは忘れましたが,なぜか「アノマロカリス
の話になったのです。
世間一般ではありえない展開かもしれないけど研究室の
ような変な世界ではよくあることです。
一頻り盛り上がった後,実はそのアノマロカリスを前面に
押し出した博物館があるという話を聞いていました。
それが生命の海科学館なのです。
なんてマニアックな!

すごく怪しい雰囲気を感じていましたが,実際に行って
びっくり。
意外とモダンな建物です。
何でまたアノマロカリスなんかをフィーチャーしたのか
謎ですが,アノマロカリス好きにはたまりません。
到着直後にちょうど館内のミュージアムシアターで何か
上映されるというので行ってみました。
お姉さんが出てきて大画面の前で解説が始まりました。
大画面にスライドが投影されたり小道具を使ったりして
アノマロカリスの発見の歴史(マニアならずとも知っている
かもしれない有名なエピソード。Wikipediaに載っています。
要約すると,エビとクラゲとナマコ。)について詳しく解説
してくれました。
終わりました。
ちょっと待って!
「上映」っていうからこの後,本編の上映があるのかと
思いきや,まさかのスライドによるプレゼンでした。
いいんですけどね。
プレゼンの内容はすごくよくできていました。
でも「上映」って。。。いや,いいんですけどね,ほんと。

展示の内容は少し物足りない感じ。
まとまりやインパクトに欠けています。
さらに,後からホームページを見て驚きましたが,実に
分かりづらいホームページです。
プレゼンはあんなにおもしろかったのに,ホームページも
もっとおもしろくしてほしいですね。
できればアノマロカリスのロボット(10年ぐらい前だったと
思いますがNHKの番組で製作された復元モデル)とかも
展示してほしいです。
ちなみに大好きなカブトガニ博物館(岡山県笠岡市)には
巨大なカブトガニロボット(数メートルあったと思う)があり
手元のレバーで操作できます。
ともあれ,アノマロカリス好きには一見の価値あり!
入場者数減少につき閉鎖も検討されているそうなので
ぜひお早めに!

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